藍川由美「倭琴の旅」

やまとうたのふるさとをもとめて倭琴と旅をしています

お知らせ

藍川由美ホームページの「近況」はこちら ↓ http://www.jade.dti.ne.jp/onodera/kinkyo.html YAHOO!ブログ終了に伴ない、はてなブログに移行しました。 はてなブログではHTML編集が可能となり、 全ブログを再編集する中で、約半数を削りました。 未だ表示の…

岩井城と鎌倉街道

一般的な地図にはない情報が載ったこのマップは非常に役立ちました。 このマップのおかげで 「大房(だいぼう)」というダイダラボウ地名や、 「大田羅(だいだら)」の神が脱いだ笠の重みでできたという笠脱沼=笠貫沼、 そして「岩井城」を知ることができまし…

縄文台地に建つ神社

4/7に泥濘に突っ込んだ衝撃でミラーレス一眼がオシャカになってしまいました。 昨日、新しいカメラが届いたので、さっそく近場へ撮影に出かけることに。 近場で好きな神社となると、文句なしに新木(あらき)の葺不合(ふきあへず)神社です。 なにしろ「新木東…

紀の国→筑箪国→筑波国

『常陸国風土記』(717-723 成立?)に 筑波の県は、昔、紀(き)の国といふた。美麻貴の天皇(崇神天皇)の御世に、 采女(うねめ)臣の一族が、筑箪(つくは)命を、この紀国の国造として派遣した。 筑箪命は「自分の名を国の名に付けて、後の世に伝へたい」といふて …

常陸国の台地と古墳

昨日一昨日の雨で桜が散ってしまったのでは? と諦めていました。 武者塚古墳の手前に桜が咲いていようとは…。 ここは地図に医王神社とありますが、社殿扁額は「醫王殿」、 社殿右には「薬王山薬師如来之碑」がありました。 住所は「土浦市下坂田」、右の坂…

近代「新治郡」の古墳と桜

桜…と書きつつ、背高(1m以上!!)菜の花に驚いて撮った最初の一枚。 今日は一昨日に続き古墳巡りをしようと旧新治郡へゆきました。 この新治郡が非常にややこしいので、私の中で整理しておきたく…。 『常陸国風土記』によれば、常陸国には 1. 新治郡、2. 白壁(…

常陸国の古墳と桜

東京は桜が満開らしい。ということで今日は桜と古墳を見にゆきました。 常名天神山古墳の桜です。 前回、常名高架橋を通った際、「常名」って「つねな」? 「とこな」? と 発音が気になって調べていたら常名神社が目に留まりました。 どうやら古墳の上に鎮…

常陸国の高天原

下総国で高天神社と皇産霊神社を見つけたことで 《薦枕》の歌詞にあるキーワードの重要性に気づきました。 「たか」「あま(め)」+「とよ」「う(を)か」 薦枕や 高瀬の淀にや あひそ たか贄人ぞ しきつきのぼる 網下ろし さてさしのぼる あめにます 豊岡姫の…

常陸国の海人族

前回3/4の宿題は 息栖(いきす)神社が祭神を久那斗神・天乃鳥船神・住吉三神としながら 「『三代実録』にある於岐都説(おきつせ)神が現在の息栖神社」で 「於岐都説は於岐都州、沖洲で、息栖になった」と 書いている矛盾をどう考えるのかということでした。 …

造化三神と蠶靈(さんれい)神社

2/28に利根川の土手を走った時には、まだ菜の花は咲いていませんでした。 神崎大橋を渡りつつ、もうすぐ河川敷に菜の花が咲きそう…と思っていたら 今日、神崎大橋を渡らず土手の県道11号線を直進したとき黄色い帯が見えました! 今日の午後はずっと曇りの予…

香取海の"シマ"と"津ノ宮"

下総国の仕上げは神道山(しんどうやま)古墳群です。 古くは「神土山(しんどやま)」とも呼ばれていたとのこと。 前方後円墳1基(全長約46m,高さ4m)・円墳11基からなる古墳時代後期の古墳群 ということで、1時間はかかると踏んで前回は断念しました。 今回は最…

貝塚と海神族

今日は下総国における安曇族の拠点の一つを目指します。 メインは、そのものズバリ豊玉姫神社! 豊玉姫神社は「香取海」周辺に海人族が住んでいたことの裏づけとなります。 ところが、これがとんだことで、豊玉姫神社になったのは明治5年(1872)でした!? 往古…

豊岡姫(とよをかひめ)

東(あづま)で安曇(あづみ)=豊玉族の足跡を見つけ、 下総国や常陸国に残る蘇我・小野・和邇氏らの足跡に照らして 彼の氏族らが浅からぬ関係にあったことに気づきました。 豊玉姫が八尋のワニと化して、のちに初代天皇となる神武天皇の 父 ウガヤフキアヘズノ…

下総国の海人族

北部九州の志賀(しか)の海人(あま)こと「安曇(阿曇)連」は 海神「豊玉彦命」の後裔として日本神話に組み込まれ、 その歌舞は雅楽寮(701-)の草創期までに宮中へ入って 現在まで御神楽(みかぐら)の演目として伝承されています。 『続日本紀』巻第十一 天平3年(…

下総国で物部と蘇我の痕跡を探す

「関東三龍の寺」の最後は龍尾寺です。 かつて龍尾寺およびその前身と言われる「大寺廃寺」から見えていた "椿(の)海"へ行ってみたいと思っていたので、 片道2-3時間などものともせず(!?)出向きます。 現実問題として、 キャノピーは座面が三角で小さいため…

頭が"印旛浦"、尾が"椿海"に墜ちた龍

身を三つに引き裂かれ、頭が"印旛浦"、尾が"椿(の)海"に墜ちた龍なんて いかに妄想好きの私でも、容易にイメージできません。 せいぜい、ヤマト王権が征夷大将軍に東国を平らげさせる前からあった古墳の主の 末裔や彼らが治めたクニを討ち滅ぼしたことの比喩…

日本最古の系図をもつ伊福部氏

日本最古の系図は国宝に指定された『海部(あまべ)氏系図』とされ、 丹後一宮 元伊勢 籠(この)神社HPにこう書かれています。 昭和51年(1976) 6月に現存する日本最古の系図として国宝に指定された。 この系図は、平安時代初期の貞観年中に書写されたいわゆる祝…

蘇我と物部の棲み分け?

ヤマト王権樹立以前に「香取海」周辺で暮らしていたのは誰? その先住民を、皇軍はなぜ滅ぼさなくてはならなかったの? 実は、誰も何も隠してはいないのかもしれません。 古代のことを知らない私が気づけないだけなのかもしれません。 なにしろ日本神話が作…

蘇我氏と玉造

蘇我氏のことを調べ始め、"曽我の玉作り工房"の存在を知りました。 奈良県橿原市の蘇我氏本貫の地(高市郡蘇我里)に近い「曽我遺跡」です。 古墳時代の5世紀後半~6世紀前半にかけて、勾玉・管玉・丸玉・小玉などの 玉製品を大規模に生産していたとされ、「曽…

ソカ・スカ・サカ=蘇我氏?

旅を続ける中で、須賀(スカ・スガ)神社、素鵞(ソカ・ソガ)神社などの祭神が スサノヲノミコトである場合が多いと気づきながら、スルーしてきました。 その発音から、蘇我氏との関係を疑わなかったわけではありませんが。 ソガの語源は、スサノヲがヤマタノオ…

朝布・麻生・阿蘇・浅茅→ASO?

倭琴と旅をするようになって 海人族の好む地形というものがあるらしい… と感じるようになりました。 対馬に「浅茅(あそう)湾」があり、 丹後宮津に「阿蘇海(あそのうみ)」があります。 しかし、漢字が…!? 古代は発音ありきで、漢字は意味を度外視した発音記…

下総の宇迦大神

12月21日と25日に通りかかった滑河観音にあった「関東ふれあいの道」で 神崎神社の神宮寺並木観音~宇迦神社を通るルートを見ました。 世の宇迦(宇賀)神社の祭神が、本来の宇迦大神(宇迦大明神)ではなく ダーキニー由来の稲荷神に化身したケースが多いため、…

香取海の荒海(あらみ)貝塚

暦が新しくなる冬至(12/21)に演奏修行をした"磯部"の姫宮神社は 現在、白鳳カントリークラブ(成田市磯部)となっている台地の北に鎮座。 鳥居の中からゴルフコースが見えてました!? その白鳳カントリークラブの南、根木名(ねこな)川と荒海(あらみ)川の合流点…

冬至・クリスマス・神楽歌

2020年の冬至は(計算上)12月21日19:02なのだそうです。 北半球ではこの日が1年のうちで最も昼(日の出~日没)の時間が短いとされ、 暦の上では冬至で1年間の干支が切り替わるのだとか。 冬至はまた、日本や中国のみならず、世界各地で重要な"節目"の日とされ…

石清尾山古墳群

高松市の栗林公園の西に一大古墳群があると知って 行きたいと思いつつ何年も経ってしまいました。 現在の地図を見ると、かつては島だった可能性が高そうです。 峰山公園があるため「峰山」かと思いましたが「石清尾山」らしい…。 少なくとも古墳群の名は石清…

龍と瀧

徳島県海部(かいふ)郡海陽町相川に阿津(あづ)という字(あざ)があって そこに「式内室比売神社」の有力な論社阿津神社があります。 『阿府志』に 「室比売神社、相川村室津と云ふ所に在り。安津明神と号す、吾田鹿葦津姫を祭る。 又木花咲耶姫、大山祇等大宣…

丹生の道

阿波国一ノ宮「天石門別八倉比売神社」の論社の一つ 上一宮大粟(おほあは)神社の社伝に 大宜都比売神が伊勢国丹生の郷(現 三重県多気郡多気町丹生)から 八神を率いて粟に降臨したとあります。 そして「大粟八神」として次の八社が列挙されていました。 1. 腰…

景行天皇の土蜘蛛征討(豊前編)

豊前国(とよくにのみちのくちのくに)の風土記に曰(い)ふ。 田河郡(たがはのこほり)。鹿春郷(かはるのさと)郡の東北のかたに在り。 此の郷の中に河有り。年魚(あゆ)在り。其の源は、郡の東北のかた、杉坂山より 出でて、直に正西(まにし)を指して流れ下りて、…

哿襲 & 資珂嶋

筑前国(つくしのみちのくちのくに)の風土記に云(い)ふ。 筑紫国に到れば、先づ哿襲宮(かしひのみや)に参謁(まゐ)るを例とす。 哿襲は可紫比なり。(『万葉集注釈』巻第四 六-九五七) 幾度も訪れた福岡なのに、『筑前国風土記』に云う 「哿襲宮=香椎宮」へは足…

祖母山と古祖母山

大分県と宮崎県にまたがる傾山(かたむきやま)や大崩山(おおくえやま)など 祖母山(そぼさん)を中心とする山および河川一帯は 1965年に「祖母傾国定公園」に指定されています。 祖母山周辺は銅、錫、鉛、マンガン、水晶などの鉱物資源が豊富で、 祖母山山頂の…