下総国
突端フェチの私!? 今日はどこの突端へ? と考え、前回行った鬼怒川・小貝川分離(1629)の下流および 鬼怒川と利根川の合流地点あたりへ行ってみることに。 真夏日が続いていましたが、今日は曇り。最高気温は 23℃らしい。 久々に遠出して"香取海"の走りを楽し…
今月26,27日、田沢湖周辺で演奏修行をしてきました。 今年の夏はあまりに暑く、ヘルメットを被っての遠出はもちろん、 10kg以上の楽器ケースを背負って歩く気力も失せてしまいました。 長く休んだ上、レコーディングで声楽家の発声に戻していたため はたして…
常陸国と下総国の両方にある地名「テガ」「ヤツ・ヤト」などについて 書いてきましたが、今日は「カンノ・カンノウ」です。 讃岐人にとって「カンノ」と言えば神野神社。 空海が補修した満濃池の守護として奉斎された延喜式内社です。 常陸国では神生貝塚と…
下総国の岩井城を探していたとき偶然お会いした根本様が 「古道のエキスパート」とわかり、鎌倉街道や古代東海道を歩いて 発見された"地図に載っていない"神社を教えて下さいとお願いしました。 まことに図々しい申し出を快くお受け下さって 今日、件の岩井…
下総国の鳥見神社をまわるのに、いったい何年かかったのでしょう? yumiaikawa.hateblo.jp このブログが最初なら、2年と4ヶ月ですね…。 現在は、印旛沼と手賀沼に囲まれるように鳥見神社が分布しています。 印旛地方に人が住み始めたのは「古印旛沼」時代と…
5月8日か9日にミニ旅をする予定でしたが、 PM2.5と黄砂が「非常に多い」との予報により控えました。 この2日間、アレルギー性鼻炎の私は買い物程度でも点鼻薬が必要で、 やっと今日出かけたものの、まだグシュグシュしてました。 一社目からこんな森ですから…
日本列島には難読地名が本当にたくさんあります。 そのうえ、異名同音(音楽用語ですが…)も多いので、 文字と発音の両方で確認しないと… というのが前回(4/27)の教訓でした。 千葉県にある「松崎」ですが、 市原市松崎(まつざき) 印西市松崎(まつざき)&松崎…
ジャイロのカスタム車(ミニカー仕様)が届いたので、試しにちょっと遠出。 まだ乗り心地など様子見なので、8~10時間コースは無理です。 よって、これまで見落としてきた場所を拾い歩いてみようかと。 個人宅にある古墳…ということで素通りしていました。印西…
4/21にかぶと塚とよろい塚を教えていただきました。 駐車スペースがなく、「鎌倉街道」の王子大明神と古墳へ 行ってしまったため、記憶が薄れないうちに再訪することに。 近くに「鎌倉街道」沿いの二宮神社があったので向かいました。 地図上の名称とは異な…
一般的な地図にはない情報が載ったこのマップは非常に役立ちました。 このマップのおかげで 「大房(だいぼう)」というダイダラボウ地名や、 「大田羅(だいだら)」の神が脱いだ笠の重みでできたという笠脱沼=笠貫沼、 そして「岩井城」を知ることができまし…
4/7に泥濘に突っ込んだ衝撃でミラーレス一眼がオシャカになってしまいました。 昨日、新しいカメラが届いたので、さっそく近場へ撮影に出かけることに。 近場で好きな神社となると、文句なしに新木(あらき)の葺不合(ふきあへず)神社です。 なにしろ「新木東…
2/28に利根川の土手を走った時には、まだ菜の花は咲いていませんでした。 神崎大橋を渡りつつ、もうすぐ河川敷に菜の花が咲きそう…と思っていたら 今日、神崎大橋を渡らず土手の県道11号線を直進したとき黄色い帯が見えました! 今日の午後はずっと曇りの予…
下総国の仕上げは神道山(しんどうやま)古墳群です。 古くは「神土山(しんどやま)」とも呼ばれていたとのこと。 前方後円墳1基(全長約46m,高さ4m)・円墳11基からなる古墳時代後期の古墳群 ということで、1時間はかかると踏んで前回は断念しました。 今回は最…
今日は下総国における安曇族の拠点の一つを目指します。 メインは、そのものズバリ豊玉姫神社! 豊玉姫神社は「香取海」周辺に海人族が住んでいたことの裏づけとなります。 ところが、これがとんだことで、豊玉姫神社になったのは明治5年(1872)でした!? 往古…
北部九州の志賀(しか)の海人(あま)こと「安曇(阿曇)連」は 海神「豊玉彦命」の後裔として日本神話に組み込まれ、 その歌舞は雅楽寮(701-)の草創期までに宮中へ入って 現在まで御神楽(みかぐら)の演目として伝承されています。 『続日本紀』巻第十一 天平3年(…
「関東三龍の寺」の最後は龍尾寺です。 かつて龍尾寺およびその前身と言われる「大寺廃寺」から見えていた "椿(の)海"へ行ってみたいと思っていたので、 片道2-3時間などものともせず(!?)出向きます。 現実問題として、 キャノピーは座面が三角で小さいため…
身を三つに引き裂かれ、頭が"印旛浦"、尾が"椿(の)海"に墜ちた龍なんて いかに妄想好きの私でも、容易にイメージできません。 せいぜい、ヤマト王権が征夷大将軍に東国を平らげさせる前からあった古墳の主の 末裔や彼らが治めたクニを討ち滅ぼしたことの比喩…
ヤマト王権樹立以前に「香取海」周辺で暮らしていたのは誰? その先住民を、皇軍はなぜ滅ぼさなくてはならなかったの? 実は、誰も何も隠してはいないのかもしれません。 古代のことを知らない私が気づけないだけなのかもしれません。 なにしろ日本神話が作…
蘇我氏のことを調べ始め、"曽我の玉作り工房"の存在を知りました。 奈良県橿原市の蘇我氏本貫の地(高市郡蘇我里)に近い「曽我遺跡」です。 古墳時代の5世紀後半~6世紀前半にかけて、勾玉・管玉・丸玉・小玉などの 玉製品を大規模に生産していたとされ、「曽…
旅を続ける中で、須賀(スカ・スガ)神社、素鵞(ソカ・ソガ)神社などの祭神が スサノヲノミコトである場合が多いと気づきながら、スルーしてきました。 その発音から、蘇我氏との関係を疑わなかったわけではありませんが。 ソガの語源は、スサノヲがヤマタノオ…
倭琴と旅をするようになって 海人族の好む地形というものがあるらしい… と感じるようになりました。 対馬に「浅茅(あそう)湾」があり、 丹後宮津に「阿蘇海(あそのうみ)」があります。 しかし、漢字が…!? 古代は発音ありきで、漢字は意味を度外視した発音記…
12月21日と25日に通りかかった滑河観音にあった「関東ふれあいの道」で 神崎神社の神宮寺並木観音~宇迦神社を通るルートを見ました。 世の宇迦(宇賀)神社の祭神が、本来の宇迦大神(宇迦大明神)ではなく ダーキニー由来の稲荷神に化身したケースが多いため、…
暦が新しくなる冬至(12/21)に演奏修行をした"磯部"の姫宮神社は 現在、白鳳カントリークラブ(成田市磯部)となっている台地の北に鎮座。 鳥居の中からゴルフコースが見えてました!? その白鳳カントリークラブの南、根木名(ねこな)川と荒海(あらみ)川の合流点…
2020年の冬至は(計算上)12月21日19:02なのだそうです。 北半球ではこの日が1年のうちで最も昼(日の出~日没)の時間が短いとされ、 暦の上では冬至で1年間の干支が切り替わるのだとか。 冬至はまた、日本や中国のみならず、世界各地で重要な"節目"の日とされ…
以前からずっと、神崎神社方面から西へ戻る時に気になっていたこんもり。 小さいのに形が似ているためか必ず「えっ?! まだ神崎?」と驚いてしまいます。 今日はその台地を目指しました。 これではまるで成田線が「香取海」の海岸線のようではありませんか!? …
ホントにうっかりで申し訳ありません。 我ながら地図をちゃんと見られず、道にも迷ってばかりでうんざりです。 神崎(こうざき)の次の"シマ"を矢口(やこう)と決めつけていましたが、 よくよく地図を見たら、耀窟(ようくつ)神社という怪しげな社名が!? 画像↑左…
『常陸国風土記』にある鳥見の丘(鳥見ヶ丘)、 その場所を特定しようとする方々のページを拝読していました。 すると、矢口(やこう)一宮神社が鳥見神社であったことを裏づける古文書が 成田市豊住地区の総鎮守熊野神社で見つかったとの記述があったのです!? …
崖地名の研究もいろいろあるようで、 中にはアイヌ語との関連に触れている方もおられます。 ただ、アイヌ語発音の難しさについては、昔(40年ほど前!?) 伊福部昭先生の『アイヌの叙事詩に依る対話体牧歌』を演奏するために 発音指導をお願いした折から存じて…
1/11に続き、下総国の鳥見神社をまわりたいと思っています。 「鳥見」については「トビ」が訛ったものとの説を支持しています。 地名にせよ、神社にせよ、家人が多くの資料を提供してくれますが、 実際に役に立っているとは言えません。 ほとんどがヤマト王…
宇陀市榛原萩原の鳥見神社へ行ったのは去年の10/21、 吉隠(よなばり)へ行ったあとでした。 「物部」について知りたいと思っているなら、どう考えても遅すぎますよね? 演奏修行旅を始めた当初、対馬で「シキ・シカ・シコ」に気づいた私は 当然ながら「トビ・…