倭琴・やまとうた
帰途を宮崎空港にしたのは、恐らく来年2月まで泊まりがけでの 倭琴の旅を休止しなくてはならないため、どうしても明治10年の 西郷軍の可愛岳突破ルートを辿りたかったのです。 朝 8:50、北浦の宿を出て、延岡市北川町長井の 「ニニギノミコト御陵墓参考地」…
ホテルに荷物を預けてバイクで走り、戻ってランチをしてから 荷物をすべて持って大分駅から「にちりん」に乗りました。 ホテルが駅に隣接しているからこそ可能なスケジュールです。 佐伯駅までは約1時間。 そこからタクシーで海岸線沿いに延岡市北浦まで行き…
大分へは何度も行っているのに、前回もルートに入れていたのに、 どうしても行けなかった柞原八幡宮(大分市八幡987)。 天長四年(827)に延暦寺の名僧金亀(こんき)和尚が宇佐神宮の参篭にて神告を蒙り、 柞原山に勧請したのを当宮の創設起源とすると公式ページ…
7/15に羽田空港12:10発→14:45発に変更を余儀なくされたため、再訪にあたり ちょっとハードルの高そうな山口山神社(国東市安岐町山口)へ向かうことに。 大分空港で前回の運転手さんと待ち合わせてます。 yumiaikawa.hateblo.jp 奈多海岸が良質な砂鉄の産地だ…
先月24日、急遽ナビに「西寒多神社 奥宮駐車場」をセットして向かったところ、 分岐で「直進です」とナビが言ったのを無視して左折した運転手さん…。 yumiaikawa.hateblo.jp ところが、それは本宮山山頂へ歩いて登るための登山道で、道幅が狭い上、 落石も多…
虫の知らせ…って何となく感じることがありますよね? 今回の大分行きで、私としては珍しく、タクシーを予約しませんでした。 何度も予約しようと思って空港周辺のタクシー会社を調べたのに、 ホントに何となくなのですが、時刻通りに行けるという気がしなく…
今日のテーマは大分県最大を誇る全長116m超の「亀塚古墳」(国指定遺跡)と、 ほぼ同緯度で東に位置する「築山古墳」(国指定遺跡)です。 文化庁の国指定文化財等データベースの「史跡名勝天然記念物」には 「貝塚、集落跡、古墳その他」と記載されていました。…
大分空港往復のつもりが、便数が少なく、同じルートを引き返すのが嫌な私は 行きを宮崎空港に変更! まぁ、せっかちとしか言いようのない性格なんです。 そのため避けて通っていた「日本神話」問題と向き合わざるを得なくなりました。 とはいえ、やはり「阿…
昨日に引き続き、今日も晴れかと思いきや曇天でした。 原次郎左衛門さんの近くにタクシー会社があったので、ホテルから歩いてきました。 鮎魚醤を買いに来ましたが、オンラインショップと同じく、3本までしか買えません。 でも、5/31のコンサートが終わった…
古墳時代には各地にクニがあって、それぞれのクニを女性首長が治めていたと 考えられており、ここ五馬(いつま)台地(日田市天瀬町五馬市)の名を負う 五馬媛(いつまひめ)は、当地を治めていた女性首長とされています。 現在の日田市にあたる地域に幾つもの金山…
日田に来ています。生桜の前菜!? 釜揚げされたばかりのシラス、ツクシのお浸し、最高でした。 福岡空港に着いた時、寒くてビックリしましたが、日田も肌寒いので露天風呂はどうかな? 暗かったので、撮れたのが不思議…としか言いようのない画像です。 部屋の…
「猿島」は、平将門が日本の朝廷に対抗して「新皇(しんのう)」宣言をした土地です。 八幡大菩薩のお告げによって天慶2年12月19日(940年1月30日)に即位するも、僅か 2ヶ月足らずの翌2月14日(940年3月25日)、藤原秀郷・平貞盛らにより討伐されました。 『延喜…
水戸街道が通る常陸国龍ケ崎村は、江戸時代、仙台伊達藩の領地だった… との話を20年前に聞いた時、ホント? という気持ちと、四国の宇和島藩に 比べれば近いので、あり得るかも? との思いがありました。 その証拠の一つが愛宕神社でした。 偶然ながら、亀岡…
おはようございます! 今日はこのまま「伊福」へ直行できると良いのですが、 その前にかなりハードルが高そうな、地図に道の無い向津姫神社を目指します。 耶馬渓の地図を見ていて向津姫神社の名前に目がとまったのは、 2015年3月31日に松江市宍道町東来待の…
福岡県の田川郡を検索すると、"豊前国で唯一海岸線を持たない郡"と出ます。 ちょうど3年前の今日、田河郡(たがはのこほり)を鹿春郷(かはるのさと)から彦山川に沿って 2017年7月の九州北部豪雨の影響で運休中(添田駅~夜明駅間)の彦山駅まで行きました。 yumi…
昨夜は豊岡泊まりで伊福部神社へ行きましたが、 今日は久美浜まで足を延ばしてイフキ神社をまわります。 10/2に西舞鶴へ行き、結城神社で「イフキ」→「ユフキ」の転訛や 久美浜町「油池」鎮座の意布伎神社に関する「油池は元意布伎といへりしが、 和銅年間郷…
イ+フキ+大明神(神社)を巡る中で気になっていた豊岡市の伊福部神社。 何年も計画を練りつつ果たせず、やっと訪問できる運びとなりました。 悪天候をモノともせず、予定通り和田山駅へ向かっています。 車窓からでも雲の重さがわかります。もともと雨の予報…
全国梅干コンクールの審査会が終わり、今日は凄いルートで帰宅します。 まずは日田から「ゆふいんの森」号に乗り、同じく豊後国の由布院へ。 (博多からの「ゆふいんの森」の切符はとれなかったものの、日田からの空席を予約できました。 ところが! いつもタ…
『豊後国風土記』(740年頃までに成立?)に豊後国の八つの郡名が挙げられていました。 日高郡 (訓:日多/現:日田) 球珠郡 (現:玖珠) 直入郡 大野郡 海部郡 大分郡 速見郡 国埼郡 (現:国東) 古墳時代には国東半島を中心とする地域に国前国造、大分郡を中心とす…
2012年10月8日、対馬からの帰途、筑後国一ノ宮高良(こうら)大社へ行きました。 祭神は高良玉垂命。『日本紀略』(795)に「筑後国高良神奉授従五位下」とある古社です。 ちょうどお祭りの準備で大勢の皆さんが集まっておられたので、 すぐにタクシーに戻り、奥…
亀岡の出雲大神宮へは二度ほど行きました。 その折、現在で言う島根県の「出雲大社」は明治以前は「杵築大社」であったこと、 『丹波国風土記』に「奈良朝のはじめ元明天皇和銅年中、 大国主命御一柱のみを島根の杵築の地に遷す。すなわち今の出雲大社これな…
(あちこちに彼岸花が咲いていました) 倭琴の旅を続ける中、行きたくてもなかなか行けない場所があります。 距離が遠くても飛行機でポンと行ける場所(九州)は頻度が高くなりますが、 私にとって行きたくても行きづらいのが山陰(11月にカニが解禁になったら食…
筑後川の支流、玖珠(くす)川畔に天ヶ瀬温泉があります。 その南方の台地にある五馬市(いつまいち)の地名がずっと気にかかっていました。 「シキ・シカ・シコ」の法則で言うなら「イツマ・イツモ」となるからです。 玖珠川の「クス・クズ・クヅ」は「国巣・国…
『古事記(ふることふみ)』(712)における日本神話は、 第40代天武天皇(在位673-686年)が稗田阿礼に命じて誦み習わせた帝紀と旧辞を 太安万侶が第43代元明天皇(在位707-715年)の命で撰録奏上したとされています。 その日本神話には 681年に川島皇子や忍壁皇子…
「氷川三社」という呼称があるのかどうかわかりません。 ただ、偶然、地図上で氷川女體神社・中氷川神社という名を見つけ興味をもちました。 日光に男体山(2,486m)・女峰山(2,483m)が、筑波山に男体山(871m)・女体山(877m)が あるように、武蔵国一宮たる氷川神…
突端フェチの私!? 今日はどこの突端へ? と考え、前回行った鬼怒川・小貝川分離(1629)の下流および 鬼怒川と利根川の合流地点あたりへ行ってみることに。 真夏日が続いていましたが、今日は曇り。最高気温は 23℃らしい。 久々に遠出して"香取海"の走りを楽し…
誕生日なのでどこかへ出掛けたい…と思うけれど、 元々神社には興味がないし、神話にも飽きた…。 そんな時、明治に落語家・三遊亭圓朝によって創作された落語(怪談噺) 『真景累ヶ淵』(しんけいかさねがふち)の元となる説話、江戸時代に流布した「累ヶ淵」の …
「冬至」は飛鳥時代に中国から伝わった「二十四節気」の一つ。 「二十四節気」とは、 日照時間が最長の「夏至」と最短の「冬至」で2分割、 さらに昼夜の時間が同じ「春分」と「秋分」で4分割、 その間に「立春」「立夏」「立秋」「立冬」を入れて8分割、 そ…
つい先日、iPadを開いたら「石宝殿(いしのほうでん)古墳」の画像が目に飛び込んできました。 寝屋川市東端の打上元町にある北河内唯一の古墳時代末期に属する古墳なのだとか。 江戸時代には横口式石槨が露出していたと記録され、今も、平らな底石の上に 埋葬…
歌舞伎十八番「鳴神」で有名な京都鴨川の最初の一滴が湧く洞窟へ 向かったのは6年半前の2016年3月19日でした。 yumiaikawa.hateblo.jp この日は、高野川の代表的な支流「呂川」と「律川」が流れる大原盆地へも行きました。 (川の名称は「呂律が回らない」と…