藍川由美「倭琴の旅」

やまとうたのふるさとをもとめて倭琴と旅をしています

DVD『伊福部昭ラストインタヴュー』評

これまでも書いてきたように私は音楽雑誌を読みません。
それゆえ知らないまま通り過ぎることが多くあります。
新聞の取材を受けても掲載紙が送られて来ないと
きれいサッパリ忘れてしまいます。
そんな性格を知っている方々が記事を送って下さるのです。
つい先日も少し時間が経ちましたが…と言われ、驚きました。
『音楽の友』という月刊誌のようです。
昨年発売のCDも併せて取り上げて下さっていました。
身に余るお言葉を賜り、有難きことと存じます。
 
少し前には、以下の画像を送って下さった方がありました。
メールに『モストリー・クラシック』9月号とありましたが、
読んだことがなく、全く気づいていませんでした。
 
それより前に送って頂いたのは讀賣新聞でした。
日付がないため、いつ頃の記事かはわかりません。
 
もう一つ、記事をお送り頂いてました。
メールに朝日新聞 6月13日付とありました。
 
5月11日に出た産經新聞の記事はネットで読んでいました。
この記事をご覧になられた眞柳潔氏の御遺族から
「許諾なしに発売しようとしている」と御指摘いただいたため。
青天の霹靂とはまさにこういう情況なのでしょう。
もう工場から出荷・納品されるばかりになっていたのに
全作業をストップせざるを得なくなったのですから。
 
もちろん眞柳潔氏の御遺族にとっても青天の霹靂。
すぐにお目にかからせて頂き、覚書を交わせたことは
まさしく不幸中の幸いでした。
今となっては、いったいあれはなんだったんだろう…
と客観視できますが、お粗末な騒ぎに眞柳家ばかりか
カメラータ・トウキョウまで巻き込んでしまい、
私まで被害者面をする訳にもゆかず疲れ果てていました。
どこの病院で検査しても「即入院の数値」と言われました。
が、5/31にはコンサートがあります。
そのコンサート当日には、開演前に闖入者があり、
出演者一同、異様な空気の中での演奏を強いられました。
40年以上にわたる演奏活動で初めての経験でした。
 
皆々様に御心配をおかけしましたが、
どの病院でも「ストレスによる」との診断でしたので
6月7月8月と旅に出た結果、9月2日の検査で
すべて正常値に戻っていました。
 
こののち、11月と来年2月に、箏とギター以外の室内楽作品を
収録し、YouTube伊福部昭の音楽」にupする予定です。
どうか今しばらくお待ち下さいませ。