藍川由美「倭琴の旅」

やまとうたのふるさとをもとめて倭琴と旅をしています

紫雲出山

紫雲出山(しうでやま)は同じ讃岐にありながら近くて遠い存在でした。
幾人もの方から「あの景色を見せてあげたい」と仰って頂いてました。
そして今日(3/26)、乗せて下さる方があって宇多津駅から直行できたのです。
三豊市のホームページによれば、「日本が誇る桜の絶景15選」や
「死ぬまでに行きたい! 世界の絶景 日本編」に選ばれたそうです。
 
3/24からライトアップ開始! とも書かれていました。
それで、ずいぶん早く開花したんだ…と思い込んでしまったのでした。
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桜の花を見つけるのに苦労しました。
期待させてしまってごめんなさい!
しかも春の瀬戸内海らしく、靄っていました。
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下に見える島は浦島神社のある丸山島でしょうか?
ここ荘内半島には浦島伝説があるのです。
浦島神社へは干潮時には歩いてゆけるというので楽しみにしていましたが、
帰りは真っ暗だったので仁尾経由でなく、最短の詫間ルートで戻りました。
(「にを」は当然ながら丹生地名。荘内半島の北の根っこが詫間
南の付け根が仁尾、そして紫雲出山の東に空海ゆかりの妙見山があります。
古代から資源の宝庫ゆえ、瀬戸内における物部の拠点となり得たのでしょう)
 
紫雲出山は歴史的には2,100年以上前の弥生時代の遺跡とのことです。
もちろん私はどこかから縄文時代の土器が出てこないかと心待ちにしています。
山頂の手前に縄文のストーンサークルでは?! と思うものがありました。
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人工的ですよね?
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誰かが削った?
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そしてここが今日の舞台。夕陽を見ながら歌ってます。
しかも、今までで一番のびのびと、自由自在に演奏できました!
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太陽の光があまりにも強烈で、私のカメラではうまく撮れませんでした。
肉眼で見ていた我々は大満足でしたが…。
 
手前の「竜王社」は薄暗くてド迫力でした。
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ゴロゴロゴロゴロ…巨石がたくさんありましたが、そこを避けて
古代祭祀場のイメージがある円形の場所を見つけて演奏修行しました。
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帰りは18時半になったのでライトアップ?! されていました。
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これで桜がきれいに見えるのでしょうか?
 
さあ、再び1時間かけて宇多津駅まで戻ります。
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このところ定宿になりつつある瀬戸大橋が見える部屋。
去年の11/13に天井から大水が降ってきたマンションの復旧工事は
まだ始まる気配すらありません(上階の加害者は遂に給水管を修理しないと決めました!!)。
 
今回は春の行楽シーズンで、宇多津のホテルで空いていたのはこの部屋一室だけ‼
私にとっては瀬戸大橋が見えるというだけで価値がありますが、
Wベッドが2つ並んでいるのも倭琴を置くのに助かります。
 
しかも、27日のお昼を塩がま屋さんで頂いていたら
このホテルのオーナーがいらっしゃいました!
運転してこられたオーナーの御長女が
「宇多津町役場の横を通っている時、藍川4兄弟とは全員と仲が良かった
と聞いたばかりで会えるなんて父共々ビックリです‼」と仰います。
「由美さんのお父さんは末っ子だったね」
と記憶の確かなオーナー氏は米寿を迎えられたそうです。
おめでとうございます㊗
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この日、私はクラウンオルガンで唱歌を歌う「寺子屋」を行ないましたが、
和琴による「寺子屋」の初回はオーナー氏のサン・アンジェリーナを無料で(!?)
お借りしたのでした(坂出高校時代のPTA会長さんだったのでつい…、すみません)
 
「昨日もグランドホテルに泊まったんですよ」と申し上げると
偶然お目にかかる度に「シェフ特製ソースが美味しいんだ」とカツサンド
ご馳走して下さった坂出グランドホテルと勘違いされたようだったので
「宇多津グランドです」と補足しつつ、小麦アレルギーだったと判明した今は
あのカツサンドを食べられないことに気づき、衝撃を受けました。
すると、前回お目にかかってから約2年ということになりますね。
 
今回初めて学徒出陣された時の貴重な体験をお聞きし、戦時歌謡のCDを
差し上げていなかったとわかったので「送ります」とお約束しました。
 
初対面だと思っていた御長女は東山魁夷美術館での和琴コンサートの際、
たまたまご主人と美術館の喫茶室におられて開演前の行列を見つけ、
わざわざ列んで一列目の真正面でお聴き下さったのだそうです。
その日は新聞でご覧になった方々が大勢いらして下さって
満席どころか立ち見でも入場できなくなった200人近いお客様に
お引き取り頂いたと聞いていたのに、たまたま美術館に居られたとは…!?
まるで同じ軌道を周回している惑星のようです。
「私、昭和31年生まれなんですけど?」「私もです!!」
(だから父親同士がPTAの役員として知り合ったのか…と今ごろ納得!?)