藍川由美「倭琴の旅」

やまとうたのふるさとをもとめて倭琴と旅をしています

土器川 2

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「八峯」から二双山(801.2m)への道はなかなかの急勾配でしたが、
途中に平坦な場所もあって、撮影できました。
ふだん乗っているキャノピーは手元のレバーで停止できますが、
普通の原付は降りてスタンドアップしなくてはならず、
楽器を足元で挟んでいるため、そうそう立ち上がれません。
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ずっとこういう道なのでスピードは出せませんが、すごく楽しく、
今までで最高の演奏修行旅となりました。
帰宅したら、すぐに1月のスケジュールを訊いて自宅のZOOMERを陸送します!
車体を低くカスタマイズしているので、お腹を擦るかも知れませんが、
今回は一度も木や石を引っ掛けませんでしたよ。
(とても人様にはお見せできませんけれど足で障害物を蹴りながら!? 走りました)
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ほとんど木に覆われて景色が見えませんでしたが、少し開けました。
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途中、林道「家六(けろく)線」とT字路になります。
向かって左が「家六」、右が目指す「吹佐古」の二双山です。
「家六」はその名の通り、伊予三島から落ちのびて来た6人が家を建て
集落をひらいたとの伝承があるそうです。それゆえ三島神社があります。
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ん? ここが二双山山頂でしょうか?
神社らしきものはないため先へ進みます。
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恐らく車の進入を止めているのでしょうね。
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おおお…この掘り返し方は、やっぱりイノシシがいますね?!
しかし、この先に神社などあるのでしょうか?
不安になり一度引き返しましたが、やはり他に道はなさそうなので
落ち葉が敷きつめられた急坂を上がります。
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やれやれ…視界の先にかすかに鳥居が見えました。
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二双神社だと思います。う~~~ん、社殿が苦手な私は近づけません。
根拠はありませんが「吹佐古」という地名に物部っぽさを感じているため
山頂にある古代祭祀場のようなものを想像してきました。
この鳥居はくぐれないので少し歩きます。
お⁉ 円形台地です!
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山岳信仰なのでしょうか? 彫られた文字が摩滅した石碑が建ってます。
これを避けて、ここを今日の演奏修行場にしましょうかね。
 
さあ、当初の予定通り、ここから三頭山へ向かうべきかパスすべきか?
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「八峯」まで1時間、そこに3時間滞在したため
30分で二双山に登り、30分演奏修行した段階で5時間経過…。
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この先が林道「三頭線」ですが、
徳島県美馬市の三頭神社へは車でも行けるため今回はパス。
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南側の視界が開けてますね。
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うわぁ~吉野川が見えました!!
夕方には雨になるため、けぶっています。
ここからは左手に吉野川を見ながら、ひたすら下ります。
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いよいよ「土器川源流」です。
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え?! これだけですか? あらら、最初の一滴が見られるのかと…。
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しかし、ここは県境も県境。道路の北が香川県、南が徳島県です⁉
瀬戸内海に面した宇多津から、すぐ南に吉野川が見える場所までが
「鵜足郡」だったんですね。情報として知っていても実感が伴いませんでしたが。
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ちょっと「滝奥」へ下りてみましょう。
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こんなVターンも原付なら楽々!!
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南と南西に向いて開けているため、農作物がたくさん!
神社も民家も急勾配に建てられています。扁額に田寸神社とありました。
ふむふむ…「滝奥」だから「たき神社」でしょうか?
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さ、徳島側の景色も堪能したことだし、ここから真鈴峠を経て
「まんのう町美合出張所」まで距離があるため、そろそろ帰るとしましょう。
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実は地図だけを見て「真鈴」から「八峯」の山頂へ登れないかと考えていた私。
役場の職員さんから止められました!?
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あの白っぽい屋根の上あたりまで細い道があったので
道の終点にバイクを停めて登ろうかと考えていたのですが、
登山道があるかどうかもわからないのに、たしかに無謀でした。
 
でも、春になればきっとまた来たくなるだろうな…
と思いつつ走っていた時です。
大きめの「←福家神社社叢」の看板が!?
撮影する間もなく左折していました。
けれど夕方6時以降の指定でランプベルジェのオイルを受け取らねばなりません。
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福家神社へは登って下って、予想以上に距離がありました。
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しかも、舗装路は新しくついたのか、Vターンで鳥居をくぐります。
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勝浦地区の神社は、もともと大半が「十二社」だったそうなので
「福家」の地名と社名はそんなに古くないのかもしれません。
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社地が整美されています。ここは標高 522mだそうです。
八峯神社と同じくらいでしょうか?
いま福家神社は舗装路ができて見通しがよくなっていますが、
下りてゆく感じも八峯神社に似ていますね。
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社叢とはこのことかしら…? せっかく立ち寄ったので演奏修行することに。
 
先ず宅配便の伝票番号を調べて「19時以降にお願いします」と電話し、
晩ごはんを食べることになっていた京子ちゃんにメール。
イタリアへ戻る直前なのに煩わせてしまい、ごめんなさい!
ここからは来た道を戻らず、社殿の裏道を下ったのですが、
既に16:51になっていたのでこの暗さ…。
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道路は凸凹ガタガタで、ちょっと後悔しました。
 
17:11、どうしちゃったの土器川?!
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どんな要望があってのイルミネーションなのか存じませんが、
一刻も早く帰らなくては…という緊張感が脱力感に変わりました!?
8時間の楽しい演奏修行をさせて頂き、ありがとうございました。
これでまた家事労働を頑張れます!