藍川由美「倭琴の旅」

やまとうたのふるさとをもとめて倭琴と旅をしています

神楽歌の周波数に反応する動植物

 
先日は霞ヶ浦の「浮島」で、久々に動物との出会いがありました。
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私がコトを片づけたあとも、ヤマドリがずうっと口琴のような
ビュンビュンという音を出し続けていたので
神楽歌の倭琴パートの振動数に反応したのではないかと…。
 
動物が神楽歌の振動数に反応することは旅の初期からありましたが、
一人の場合、どうしても撮影の機会を逸しがち…。
同行者が撮影してくれた場合は、
データを小さくしてメール添付で送って貰うことが多く、
原寸で保存していることはまずありません。
特に旅を始めた2012年4月~2015年10月まではHP上に
300×225の大きさでUPしただけでした。
 
2013年10月14日、安芸の宮島へ行き、彌山で演奏していた時、
小鹿がずっと演奏を聴いていたと同行者に聞きました。
私は見ていませんが、あとで画像を送ってくれました。
 
2015年10月30日には小田原市大美和神社(もと蔵王大権現)にて
演奏中、1本の草だけがクルクルまわり始め、演奏が終わっても
20分以上まわり続けているのを、2人の同行者とともに見ました。
が、いつまでもお待たせするわけにはゆかないため
最後まで見届けずに駅へ向かいました。
(ご飯を作るため急いで帰宅したら「なぜ最後まで見届けないんだ」と言われました!?)
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このとき、携帯で10秒ほど撮影してくれたものをUPしましたところ
ご覧いただき有難うございました。
もとより私が撮ったものではありませんので、現在は非公開にしています。
 
ともあれ2015/10/30から抱えていた"草が20分以上回り続けた"という謎は
2018/3/15に発行された『地球の雑学』(雑学総研/KADOKAWA)で解けました。
 
「マイハギ(舞萩)」は、その和名のとおり、舞うように動くことで知られる。
風が吹いたわけでも、手で触れたわけでもないのに、
音楽に合わせて自分から葉を動かして、踊るように旋回するという
珍しい特性を持っているのだ。
マイハギが"踊る"のは、「音」の性質に理由がある。
音はまわりの空気を振動させることで伝わっていくが、
マイハギは、その葉のつけ根部分にある側小葉と呼ばれる小さい葉が、
空気の振動に共鳴することで動いていると考えられている。
(中略)
マメ科の植物には、夜に葉を閉じて就眠する植物があるが、
マイハギが動くのも、これと同様のしくみだと考えられている。
つまり、湿度と温度の上昇にともない、葉のつけ根付近にある細胞の
水分量が変化し、葉が伸縮する様子がまるで踊りを踊っているように見える
というわけだ。
 
マイハギに限らず、いわゆる雑草が生い茂った遺跡などで演奏している時に
何度か、音楽に合わせて雑草が揺れるところを見ました。
山中まで運転手さんに同行して貰った時など、
「えらいノリの良い草ですねぇ」と驚嘆されたこともあります。
動植物が空気振動に反応するのはごく普通のことなのではないでしょうか?
 
さて、当ブログを始めてからは、画像を少し大きくしています。
2016年5月29日の朝、立山の「みくりが池」近くで演奏していたら
神楽歌を聴いた雷鳥が走ってくる様子を同行者が数枚撮影してくれました。
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↑こちらは7:18撮影。何となくヤマドリの走り方に似てますね…。
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その約一ヶ月後(2016年7月2日)には伊吹山山頂で演奏していた私の横に
キツネが座っていました! 演奏を了えて、何となく気配を感じたので
左手を見たら静かに座っていたので、カメラを出して撮りました(14:46)。
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このときは2曲演奏修行したので、かなり長いあいだ
私の横に座っていたのかもしれません。
 
あ、うちのアコも白峯御陵で私の横に座っていたのに全く気づきませんでした。
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↑2017年4月1日、この年7月11日に14歳で虹の橋を渡りました。
 
鳥は演奏していると何羽も近づいてきて鳴きますが、
一人だと演奏中に撮影できません。
同行者が撮ってくれても、逆光だったりブレていたり姿形が判然としません。
 
一度だけ2018年2月13日15:25に月讀神社で撮影できました。
演奏終了後、ルリビタキがひょっこり目の前に現れたので。
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慌ててカメラを出したのでピントも何も合っていませんが、
私一人で行っていたので画像はこれしかありません。
 
ルリビタキはこの前後の旅でも同行者が何度か目撃していますが、
残念ながら撮影には成功していません。
 
そうそう初めて鳥が反応したのは最初期の対馬でしたね。
神楽歌の「シカさへづる声」と書かれた部分に突入すると、
一番も二番も、全く同じ箇所でウミネコが激しく鳴いたのです。
オスのシカの鳴き声を模したメロディーなので
その周波数に動物が反応するのは当たり前としか言いようがありません。
 
『地球の雑学』からマイハギの項を引用させて頂いたので、
決してオカルトなんかじゃないと御納得いただけたかと存じます。
あらゆる現象にはそれぞれ根拠や原因があるはずです。
さまざまな事態に遭遇し驚くこともありますが、
思考停止にだけは陥りたくないので
わからないことは調べたり寝かしたりしつつ
納得できる結論に到達したいと考えています。