藍川由美「倭琴の旅」

やまとうたのふるさとをもとめて倭琴と旅をしています

冬至に「丹」へ

今日12月22日は冬至。一年で最も昼が短く、夜が長い日。
冬至の日はなぜかわくわくするので昔から大好きでした。
ここから夏至までどんどん日が長くなってゆく芽生えの日。
大人になってから、この日は私だけがわくわくするのではなく、
太古から万物にとってわくわくする日だったのだと知りました。
西洋の「クリスマス」も『易経』でいう「一陽来復」も、同じように
冬が終わって太陽が生まれ変わり、運気が上昇する日とされています。
 
とはいえ、冬至の今日を選んで出掛けたわけではありません。
たまたま今日が空いていてに電話したら、今夜と明朝が予約できたので
再び女二人旅を計画した次第です。あ、和久傳もわくわくの「わく」だ!?
和久傳の方針は自然農法・無添加なので、系列のも期待大です。
前回、京都駅前のホテルの朝食で小麦アレルギーが出てしまったので
安全安心な朝食を提供しているお店を探すのが主目的ですが、
高台寺和久傳で丹波牛の炭火焼を撮り忘れたこともあって
今日はアラカルトで頼んで撮影しようと意気込んできました。
 
での食事を目的とした旅なので、徒歩2~3分の距離のホテルを予約。
到着後すぐ着替えて三条白川沿いのへ。
え? これが白川? とビックリ!!
東山駅を出てこの橋を渡ったはずなのに、橋とは気づきませんでした。
1678年に建てられた京都に残る最古の道標「三条白川橋道標」が
橋の袂にあったらしいのですが、暗くて目にとまらず仕舞い…。
そして外から丸見えの、こちらがでした。
間口が狭く奥行きがあるのが京の町家の特徴だとしても、
案内された右端のテーブルの幅が狭く、お皿がはみ出してしまいました。
 
では、冬至にわざわざ京都まで足を運んで食べたお料理を記録しておきます。
京野菜と帆立のスープ仕立て。淡白でとても美味しかったです。
 
本日の和え物はぬた。こちらは他の和久傳でも提供されている定番ゆえ
見た目の百倍は美味しかった!
 
和歌山直送のクエの炭火焼き。大根おろしが絶品でした。
鬼おろしは水分が出にくく、大根の栄養や食物繊維がたくさん残りますので。
 
寒ブリのお造り。和芥子を添える発想に驚きましたが、ベストマッチでした。
 
サーモンの藁炙り。低温調理したサーモンがとろけました。
 
三種のコロッケ。小麦アレルギーの私は食べられませんでしたが、
カボチャとイチジクなど驚きの取り合せ!?
 
期待してきた丹波牛ですが、「高台寺和久傳とは仕入れが違います」と言われた通り、
私の歯では噛めませんでした。イチボ肉の炭火焼 4,180円…。
とはいえ、お支払い総額のゼロが一つ少ないのですから仕方ありませんね。
 
ならば、牛丼はどうだ? とばかり注文。
これが美味しくて、ハーフサイズをおかわりしてしまいました。
途中で卵を入れて変化をつけるというアイディアが素晴らしい!
 
ホームページを見て楽しみにしてきたメニューが
夏からページの内容を変えないまま放置していたとの理由で、存在せず、
冬のメニューは揚げ物が多かったため、私が食べられたのはこれだけでした。
残念な結果になってしまいましたが、明日の朝食に期待します。
 
おはようございます!
の朝食は、8時と9時の二交代制です。
9時に着くとすぐ、焼きたて・蒸し立ての料理が並びました。
そして土鍋で炊き上がったばかりのご飯も!
食後のコーヒーは 2Fで頂きます。
2Fの方がオリジナルの椅子もあって良い感じ。
貸切などで使えるようです。
アレルギー対応なども含め、なかなか勉強になりました。
 
では、これから琵琶湖線草津に向かいます。