藍川由美「倭琴の旅」

やまとうたのふるさとをもとめて倭琴と旅をしています

2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

熊野

三重県の熊野市で下車し、和歌山県の飛び地 北山村まで行きました。 骨置神社という社名を見つけ、何事かと思ったからです。 …というか、先祖の遺骨を守るのが神社の起こりだとしたら 極めて自然な本来あるべき形でしょう。 その帰途、前々から気になってい…

松阪

おはようございます! おかげさまで青空が見えています。 午前中は大阿坂・小阿坂から始まりました。 松阪駅から2,30分かかり、こののち真反対の方角を目指して山に登り、 最終的には9/10に降り立った多気駅から南紀3号に乗ります。 阿射加神社へ行かなくて…

六御縣(むつのみあがた)神社

前回の続き…大和國六御縣神社です。 先日時間切れでまわれなかった「添御縣坐神社」。 現在、当社には二つの論社があります。 歌姫御縣山(みかたやま)鎮座と三碓(みつがらす)鎮座の「添御縣坐神社」です。 論社なので、祭神はいずれも以下の三神。 ●天照大神の弟…

益田岩船~桃尾の滝

益田岩船 朝一番に行ってきました! 9/2に日没と競争して負けたので再訪した次第。 先日、無理をしなくてよかった…とつくづく感じました。 険しい道を5分と書いてありましたが、 昨日まで雨が降っていたためか、5分では到達できませんでした。 坂道が泥濘ん…

佐那と阿波

ふふふ…フェイント。再び奈良へ⁉ 先週、若草山へ行った折、地図上で もう一つの都祁山口神社を見つけました。 けれど場所が離れていたので、後世に勧請されたのだろう と想像して素通り。それが論社だったとは…。 しかも江戸中期の『大和志』(1734)は現 天理…

古ヤマト?

古代のヤマトの中心はどこにあった? というのが積年の疑問。 漢字はあて字であり、発音が重要との視点から言うと 最右翼は「こやまと」ということになります。 今日はそんな「こやまと」を目指す旅ですが、 他にまわりたい場所もあるのでタクシーを7時間予…

ヤマト王権独自の「贄」

「贄(にへ)」とは、神に供える捧げ物、天子に献上する魚や鳥などの食物を 意味し、神と首長が新穀を共食する新嘗(にひなめ)と関係します。 『日本書紀』に「にはのあひ」→「にはなひ」とあります。 「贄」は律令制度が導入される前からのヤマト王権独自の制…