今日は和歌を詠むことと、29日の講義の助っ人をお願いした先生方と
石舟神社で神楽歌&和歌披講の練習をするのがメインでした。
4/23とはいえ、桜ふぶきがきれいでした!
ほとんど散っているからこそ、桜の絨毯と桜吹雪が味わえたのです。
五絃と六絃が必要だったので久々に15kgの和琴ケースを持ったら重かった~。
イタリアではなぜ25kgのカバンと一緒に右左に持って移動できたんでしょう?
さて、ここまでの道のりです。上田駅で待ち合わせて、先ずは科野大宮社。
社殿に諏訪梶の葉紋のついた幕が張られていました。
樹齢1,500年以上の御神木があったそうです。
(先を急いでいることもあり、各社2-3枚しか撮っていませんでした)
駅近くの道が混んでいたので、神川を遡上することにしました。
岩門神社とありますね。鳥居からまっすぐ奥が神川です。
あ、神川よりもずいぶん高い場所にあったんですね。
川沿いを走るという妄想は潰え、「幸村街道」を一路
お稽古のあとは桜を見るために南下しました!
有名なお寺らしく、観光バスが停まっていました。
いったい誰方がここに寺を創ろうなんて考えたのでしょうか?
実はこのあたりは「真田氏発祥の郷」らしく、住所が上田市殿城、
瀧水寺の隣には池のある瀧宮神社がありました。
瀧水寺ともつながっているであろう猛烈な岩盤です。
中でも気になったのが画像上部、中央より左の木の根っこにある磐です。
なにやら…古代文字のようなものが彫られているのかもしれません。
わざわざ攀じ登って落書きしたとは考えられませんので…。
わざわざ攀じ登って落書きしたとは考えられませんので…。
さらに南下すると、深區神社。発音は「ふかまち」でしょうか?
これまた立派な御神木ですね…。
階段を上ると、これまで見たことのない境内の様子に目を奪われました。
華やかな農村舞台です。
「麻蒔大明神」とは? と戸惑いましたが、境内社に「蚕影社」があったので
阿波の忌部氏のような麻を栽培して荒妙を織る人々が居たのかも?
1-2分南下した上田市芳田大日木に鎮座していたのが大日孁神社。
ヒルメ(日女)とは巫女的性格をもつ神とされ、日子の妻すなわち太陽神の妻、
男性日神の天照大神に仕える巫女が神に昇華したとの説があるそうです。
その説によれば、もともと別の存在だった天照大神と大日孁がいつの間にか
同一視されるようになって女性日神になったのでは? とのことです。
しかし誰も神の存在など証明できない上、
人がつくった神話に登場する神の雌雄に意味があるとも思えません。
だいたい千年以上にわたり祭神も祭祀も変わっていない神社自体が
稀有な存在なので、私は恐らくいかなる解釈にも納得しません。
言霊を重視してきた民族が古代から伝承してきた歌を演奏するのみです。
これだけが、私にとって「たしかなこと」なので。
さて、ここからは一人旅。
私が知る限り日本一高い長野県のタクシーに乗って何社かまわり、
最終的には佐久平駅から新幹線で帰京することに。
もちろん「御馬寄」の地名から御牧があったのではないかと思って来ました。
「御牧ヶ原台地」は、北は浅間、南は蓼科、東西は千曲川、鹿曲川に囲まれており、
面積は東京ドーム約450個分と言われ、信濃・甲斐・武蔵・上野の4国に32牧あった
御牧の中で最大規模を誇っていた。
とあることから、「御馬寄」とは「望月牧」で養成された馬を
千曲川沿いに輸送する際の拠点の一つだったのではないかと?
ケヤキの巨木があるものの、周囲は車一台通るのがやっとという道の狭さで、
馬がたくさん繋がれる様子を想像することはできませんでした。
ここからは南東に進み、小海線に近づいてゆきます。
道路際に突然姿を現した石神神社。
何となく物部っぽいな…と思っていたら、近くに安土倍神社が!?
(えええ~社殿を1枚も撮ってなかった!?)さらに南下すると大伴神社。
うわぁ~お城みたい、と思ったら隣の公園に「伴野城跡」とありました。
伴野荘野澤郷開発の承和4年(837)以降は諏訪社だったそうです。
…しかし、こんなに空振りばかりでいいのでしょうか。せっかく来たのに。
地図を見ると、真東に「内山城跡」があり、手前に衣笠神社がありました。
行ってみると、勾配がきつく、タクシーを停める場所もありません。
「歩いて行ってきますので、30分ほどお待ちください」
最初は道幅も広かったんです。が、突当たりを左折すると…。
ずっと上まで石組みがあるようです。
が、城跡を探しているわけではないので、ここも左折してみます。
おお…、鳥居がありました。こわいけど、中へ入ってみます。
鳥居をくぐってから、かなり(地図を見ると半分ほど)登ったのに…。
挙句の果てに階段が途中で埋没してしまっていて、辿り着けませんでした…。
…で、こちらが鳥居横にあった旧社務所!?
ま、ふつう、この状態を見たら本殿も推して知るべし…なので、
わざわざ登ってみるなんてよほどの物好きとしか言いようがないわけですが?!