甑島行きの高速船に乗る前に可愛(えの)山陵へ行くつもりが、
雨だったので新田神社で正式参拝させていただきました。
かなり長い階段。そして立派な社殿です。
建築に興味があればよかったのですが…
本殿で演奏させて頂くことが目的でした。
時間が押してしまい、タクシーを飛ばしてやっと間に合った甑島行きの高速船!!
「コシキしま」は濁らないんですね。
この1枚だけ撮って飛び乗りました。
海人族の血が騒ぐのか、船旅が大好きな私。
けっこう島が点在していますね…。
多数の小規模な無人島からなるそうです。
かつては「古敷島」「小敷島」「子敷島」「古志岐島」とも書かれ、
かつては「古敷島」「小敷島」「子敷島」「古志岐島」とも書かれ、
平安中期の『和名抄』は「古之木之万(こしきしま)」と表記。
途中から晴れてきました。
甑島列島、というより、天然の要塞に見えます。
薩摩川内港~下甑島長浜港までの70分、豪華な船内でゆったりできました。
たまたま空いていたんでしょうけど、もったいないですね。
下甑島にはタクシーが1台しかないときいていたので予約しています。
行きたい場所は2ヶ所です。明朝は薩摩川内港へ戻るのみ。
先ずは瀬尾(せび)観音三滝(みたき)。
すごいですねぇ、タクシーを降りた場所から見えました!
ふむふむ、三段に分かれているから「三滝」なんですね。
遊歩道をあるいているだけでミストを浴びられます。
あ、これが一番下(三番?)の滝ですね。
「二番滝へ」の表示がありました。
よくぞこのような道を作って下さったものです。
おかげさまで一番滝・二番滝が見える場所まで来られました。
肉眼ではド迫力ですが、木々が生い茂っていて画像はうまく撮れません。
もちろん演奏修行はしましたが、滝音でかき消されてしまいました!?
次は島の裏側、下甑島の南西部に位置する片野浦へ。
もうすぐ海が見えます。
うわぁ~~!! 思わず声をあげてしまいました。
私が見たかった岩盤です。
下甑島では鹿島断崖が平成21年(2009)に日本の地質百選に選出されましたが、
鹿島は北端なので往復していたら日が暮れてしまいます。
そこで、よく似た地形の場所へ行くことにしました。
そこで、よく似た地形の場所へ行くことにしました。
ここ片野浦は海が近く、山に囲まれた複雑な地形から、海陸風や山谷風など
季節にかかわらず強い風に悩まされてきたそうです。
その風が奇岩を形成してきたのでしょう。
ただ、残念ながら防潮堤が邪魔をして湾内を見渡せません。
運転手さんがササッと堤防に上りました!?
そして、堤防の上で演奏するよう促されました。ならば…
私も真似をして上りました。
左手に見える山の崩落した辺りに行きたいと運転手さんに
お願いしていたので調べて下さってましたが、やはり通行止めだそうです。
田ノ浦付近では縄文早期のものとされる土器が発見されており、
約9,000年前から人類が居住していたと考えられていると
書かれていたので是非とも行きたかったのですが、残念でした。
でも片野浦の景観は想像以上にスケールが大きく、来た甲斐がありました。
翌29日朝、長浜港に高速船が入ってきました。
川内港へ戻り、川内駅へ行くタクシーで少し寄り道。
薩摩川内市宮里町の志奈尾神社です。
「新田神が姉神で、志奈尾神が妹神ともいわれる」との伝承があったので
立ち寄りましたが、新田神社との違いは歴然…。
境内も荒れ果てています。
神社の鎮座地がこのように狭いとは…?
気になる伝承がもう一つ。
対岸宮内の八幡宮が往古当地にあったこと等によるという」。
GoogleMapsで川内市宮内の八幡を検索すると
新田神社を指すので困ってしまいます。
(もしかして両社が入れ替えられた?!)
一緒に枕崎までゆくので、遅れないよう川内駅へ行くとしましょう。