藍川由美「倭琴の旅」

やまとうたのふるさとをもとめて倭琴と旅をしています

開聞岳→吾平山上陵→都井岬

枕崎では夜中から朝にかけてずっと雨音が聞こえていたものの、
出発時には小雨になっていました。
 
今日は枕崎開聞岳なんきゅうフェリー都井岬というルートです。
枕崎から開聞岳へ向かっていると、ド派手な神社がありました!?
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「いたてひょうず?」地図には釜蓋大明神とありますが?
鳥居も真っ赤な部分に蓋を被せた形?
わかった!! 火山にお釜の蓋を被せて噴火しない様にしてるんだ!?
(↑ほんと?)
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あ、開聞岳が見える!!
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えええ~~?! こんなお参りのしかた、あるんですね?
なんで木製の釜蓋をズラーッと並べているのかがわかりました。
 
面白すぎる釜蓋大明神をあとに、薩摩国一之宮枚聞(ひらきき)神社を目指します。
開聞岳(924m)山頂に末社御嶽神社あり」とあるため
開聞岳御神体山としているのかも知れません。
駐車場を探し、周囲をぐるっとまわってみましたが、
すでに観光バスでいっぱい!! 観光客もいっぱいでした。
こちらも社殿は真っ赤っか…。
 
事前に旧社地を調べておいたので行ってみると誰も居らず
路地に駐車できそうでした。
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たしかに、この位置なら開聞岳を遥拝できますね。
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一之宮の喧騒が嘘のような空間へ足を踏み入れます。
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素晴らしいですね…、私の大好きな空間です。
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私って…?! Kちゃんが濡れないようにシートを敷いてくれました。
雨が降っているのに、木々に蔽われた森の中へは落ちてきません。
思いがけず古代的空間で演奏修行できました。
 
ここから真東に進むと「山川港」です。
対岸の大隅半島「根占」まで、念願のなんきゅうフェリーに乗ります。
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さよなら…開聞岳
このアングルから桜島を見てみたくて乗ったなんきゅうフェリー
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ここでもさっきの釜蓋を被りたいところですが…。
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やっとトンボをちゃんと写せました。
山川港からずっとついてきたんですよ。
短いながらも素敵な船旅でした。
 
Kちゃんに志布志まで送って貰おうと決め、吾平山上陵へ立ち寄ることに。
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前回と同じく小雨模様でしたが、うんとリフレッシュできました!!
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東京ドームが幾つも入るらしい広大な敷地の中にあります。
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ヤマト王権と結びつけるにはあまりにも年代がかけ離れているように思われますが…?
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巨大な岩盤の洞窟に、とってつけたような鳥居…。
やっぱり私は人工的建造物が苦手なんですね。
 
ここでKちゃんに「次はどこへ行くんですか?」と訊かれました。
志布志から串間まで鉄道で行き、タクシーで都井岬まで」と言うと
「それなら私が乗せて行きますよ。前に行ったことがあるんで」
「でも、どんどん鹿児島市内から遠くなるよ…」
「大丈夫です、慣れてますから」
と仰っていただいたので、御厚意に甘えました。
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うわぁ…都井岬へやってきました。
馬は?
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17時になっていたので、上の方に集まっているのかも?
とのことで、チラッとしか見られず残念でした。
せっかく日本在来馬「御崎(岬)馬」の自然繁殖で知られる都井岬へ来たのに。
 
視線を右へ移すと、ここまで走って来た大隅半島が見えました!
まるで雲海に浮かんでいるようです。
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……この世のものとは思えないほど、きれいでした……
さらに御崎神社の方へ足を進めます。
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あの鳥居から下るんですね。
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あ!? わかりづらいですが、右上にトンボが写ってます!!
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これによると、私は三つの御崎三所大権現を制覇(?!)したことになります。
…で、どこに御崎神社が?
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えええ~~?! もしかして↑アレですか?
かつては社殿まで行けたそうですが、現在は崩落のため通行止め。
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いや、もし行けたとしても行きたくないかな…?
規模から言うと、三つの御崎三所大権現の中でここが一番壮大かも。
Kちゃんのおかげで楽々と都井岬までゆけました。
感謝感謝です。