藍川由美「倭琴の旅」

やまとうたのふるさとをもとめて倭琴と旅をしています

葡萄村 Urushi JAPAN

おはようございます。漆と言えば JAPAN
学生時代、私は村上堆朱に憧れていました。
 
その村上に「葡萄」という地名がありました。
村上堆朱は江戸時代からだとしても、漆は違います。
古代、越後の漆は税として朝廷に献上されていたそうです。
もしかして、漆の実の形状そのままを地名に?
いま村上市が売り出しているゼリーの山ぶどうは掛詞のつもり?
というわけで、好奇心の塊の私がじっとしていられるはずがなく、
Maxとき、いなほを乗り継いで村上を目指しました。
 
かつて「ぶだうが谷村」と記載されていた村上市葡萄。
標高556mの丸山にあり、山頂では25基の古墳の調査が行われていました。
昭和30年代の調査書に「岩船郡朝日村 葡萄丸山古墳」とあり、
「岩船」の地名から物部氏の祖ニギハヤヒが連想されます。
「丸山古墳」の名はワニ氏を暗示しているのでしょうか?
日本海に面した岩船神社へも行ってみたいのですけれど、
村上駅から葡萄村の明神岩まで往復2時間と書かれているのに
次に乗る電車まで1時間55分しかないので無理…。
電車の本数が少ない場所ではスケジュールを組むのが大変です。
 
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うわー、きれい過ぎるー!! いえ、きれいに限度はないのですけれど…。
しかも明神岩が大き過ぎて、一つの面の表面積の10分の1も撮れません!?
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しかし、ここで演奏せずに帰れるでしょうか?!
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結局、運転手さんの腕が素晴らしく、村上駅へは20分の余裕をもって着けました。
写真も演奏中に撮って下さったし!! オススメですよ、はまなす観光タクシー
他社には「明神岩漆山神社は距離があるから2時間の貸切料金プラス4,000円
じゃないと行けない」と断られました。乗車拒否、結構ひんぱんにあります。
 
鈍行に15分乗り、まさに原油が地表に滲み出て黒い水が流れていたことに由来する
胎内市との合併前の地名「黒川村」へ。
明治時代に当地で手掘り井戸の指導をした英国人医師シンクルトンの記念館です。
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途中下車した目的はここではないため、外から撮影しただけ。
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大宝年間に吉野から勧請されたと伝わる蔵王権現です。 
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この御神木は!? たぶん龍蛇を表現しているのでしょう。
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今日は曇りの予定だったのに日差しが強く、また日焼けしてしまいました。