藍川由美「倭琴の旅」

やまとうたのふるさとをもとめて倭琴と旅をしています

GODZILLA & 鳥羽竜

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16:30 ホテル着。午後の予定を省略したので早く着きました。
様々な偶然が重なって「ゴジラ初上陸の場所」↓を撮れるランギットテラスに!!
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夜はホテルのロビーラウンジで第一作目の『ゴジラ』を見ました!
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わざわざこの浜が見える場所にホテルを建てたのは、
中学1年の時に『ゴジラ』第一作にエキストラとして参加された地元の方でした。
 
そんなこととは知らず、私は単に志摩で一人で泊まれる宿を検索しただけでした。
それなのに、昨夜家人に「自分だけ行くなんて酷い」と言われたのです!?
いつもは私がスケジュール表を送っても見ないのに勘が働いたようで…?
 
私は「鳥羽駅近くの賀多神社の神事能が『ゴジラ』第一作に使われたけれど
元禄4年(1691)に始まった能楽は宮中の御神楽より千年も新しいし、
神楽の場面で使われた音楽は伊福部先生が作曲されているので今回はパス」
とは言いましたが、ゴジラ初上陸のロケ地については知りませんでした。
 
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ところが、珍しく家人がスケジュール表を見て私の宿泊先を知ったのです。
 
「石鏡(イジカ)に泊まるんだね」
「よくイジカなんて読めたね?!」
「当然だよ、ゴジラ初上陸の地なんだから」
 
というわけで、今日の午後、タクシーの運転手さんに上陸地を訊いたら
「今から行く第一ホテルの辺りでロケをしたらしいですよ」とのこと。
それでホテルへ着くなり撮影できる場所を訊ねて行った次第です。
 
オーナーの「イジカ愛」「ゴジラ愛」溢れるホテルは景色が素晴らしく、
展望露天風呂が最高でした!(家人が行く際について行けばまた入れる!!)
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鳥羽駅から車で約30分の石鏡第一ホテルへ行く途中に
「鳥羽竜の化石」発見地がありました。
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せっかくの機会なので浜辺まで降りてみました。
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昨夜泊まった答志島も見えているのでしょうか?
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実は神乎多乃御子神が加布良古崎の前海の海底1.8mに沈んでいると知り、
「鳥羽竜の化石」が発見された浜に降りてみると目の前だったので神楽歌を
演奏したら突然竜巻のような強風に見舞われ、楽譜の上に置いていたカメラは
動いていないのに楽譜だけが巻き上げられ、波にさらわれてしまいました。
いやはやこれは…?! 私には崇徳上皇様が血で書いた経文を瀬戸内海に
投げ込んだ時のような意図などさらさら無かったのに、不思議なことです。
 
帰り際に振り向くと海蝕の様子がよくわかりました。ここで化石が発見された
ということは、鳥羽竜が歩いた場所を私も歩いたということですよね~。
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私的には、1954年に『ゴジラ』の撮影が行なわれた鳥羽市石鏡町(当時は鳥羽港から
船で1時間もかかった!?)のすぐ近くで「鳥羽竜の化石」が1996年に発見されたことを
単なる偶然と片づけるには惜しく、勝手に妄想を膨らませてワクワクしているわけです!