藍川由美「倭琴の旅」

やまとうたのふるさとをもとめて倭琴と旅をしています

福島浜通り

念願の福島浜通りへ行ってまいりました。
3.11の翌日から物資を運び、慰霊を続けておられる僧侶に案内をお願いしました。
いわき駅で待ち合わせて高速を使って原ノ町まで行き、そこから
震災直後から現在までの実状をご説明いただきながら南下していわき駅に戻る
というプランを立てましたが、結局自宅まで送って頂くことになりました。
特急の指定席を予約しようとしたら近隣火災の影響で取れなかったのです。
その上、北茨城から高速に乗ったら、那珂インターで事故が発生し、
全く動けなくなってしまいました。
高速に乗る前の6号線も混んでいてプランの半分しかまわれませんでした。
 
イメージ 1
先ずは桜井古墳公園へ行きました(除染作業中…でした)
イメージ 2
今日最初の舞台はここかな?
イメージ 4
南下する道沿いの粟島神社へ立ち寄りました。
イメージ 10
狛ガエル?! カエル願いを込めて…?
イメージ 3
階段を上がると民家の屋根に木が突き刺さったり、隣家が壊れたりした様子が…。
 
すぐ近くの日祭神社
イメージ 5
横にまわって本殿の奥を見たら、道が木で塞がれないよう伐採されていました。
 
人が戻っている地域は一目でわかります。
相馬野馬追で有名な相馬太田神社はきれいに整備され、トイレもピカピカでした。
イメージ 6
別名は妙見太田神社
もちろん相馬氏が千葉氏と同族で妙見信仰をもっていたためです。
元亨3年(1323)、下総から国替えになった相馬氏が敷地内に鎮座させた
妙見堂が相馬太田神社の由来だそうです。
 
 続いて磐城太田駅近くの多珂神社へ。
イメージ 7
ここも桜がきれいに咲いていました。
全国の「タカ神社」系列の中では唯一の名神大社とのことです。
 
更に南下して伊勢神社
小高い場所にあり、細い農道を登って行くと軽トラが停まっていました。
男性の方がお一人で木の手入れとお掃除をしておられました。
除染された場所は↓このように砂利が敷かれているそうです。
(除染されていない雑木林もいっぱい歩きましたが、お婆さんなので平気??)
イメージ 8
私ごとき者の演奏を喜んで下さり、有難うございました。
(伊勢神社なので天照大日女尊の歌を奉納させていただきました)
伊勢神社の広大な境内地を出て農道を海に向かって下りました。
イメージ 9
こんなに美しいふるさとを、なぜ奪われなくてはならなかったんですか…。