荘内半島から「天空の鳥居」のある稲積山までが屏風のように
見えることから、私が七寶山系最南端と考えている稲積山のすぐ
北のピーク高野山へ行き、逆「く」の字型の屏風を撮ってきました!
荘内半島から「天空の鳥居」までの主な峰の標高は
紫雲出山 352.2m
横峯山 279m
妙見山 319.8m
高尾木山 270.3m
七宝山(真平山・社山) 298.7m
志保山 426m
高野山 444.2m その北北東に七寳山系最高地点 449m
稲積山 404m ほぼ同緯度に同名の七宝山 389.9m
すると、三角点がある山としては高野山が最高峰となります。
私は海からの風を遮ってくれる西側の屏風の内側が
かつての大干潟だったのでは? と妄想しています。
さて、10/13は連休中という頭が無く、非常に難儀なことに!?
駐車場が狭いため、休日には係員が出て交通整理をしているのだそうです。
最後尾に並べと言われてそうしましたが、ナンバーを見ると、
名古屋、京都、大阪、神戸、岡山、徳島…県外ばかりじゃありませんか?!
「天空の鳥居」の駐車場の狭さを知っている私には、このまま
十数分ここに並んでいたら、日没までに到達できないとわかります。
はたして、ここに強制的に待機させている方々に、
①出発までのおおよその待ち時間
②駐車場までの走行時間
③駐車場から徒歩で「天空の鳥居」まで登る時間
④今日の日没時刻
を伝えているのでしょうか?
「天空の鳥居」にはライトがありますが、駐車場からの急坂は
今年2月には真っ暗な凸凹道で、危うく転びそうになりました。
それより、私は「天空の鳥居」のある稲積山ではなく高野山へ行くのです。
しかも原付なので、道が狭くても対向車を余裕で交わせます。
待たされていること自体がおかしいのではないでしょうか?
5分ほど考えてから先頭まで行き、係員さんに事情を話しましたが、
「市役所に言われた通りにしているだけ」の一点張り。
「では、あなた方は稲積山の隣の高野山をご存じですか?
別の山へ登る者にまで稲積山へ行く人のルールを守らせるのですか?」
と言うと、やっと「上の人に訊いてみます」とのこと。
上の人とは本当に上の人で、駐車場の担当者でした。
渋々「ゆっくり上がっても良い」との許可が下りました。
10分以上ムダにしましたが、日没ギリギリには着けそうです。
しかし走り始めたら、あと2ヶ所「関所」があって足止めされ、
その都度激論を交わして突破せねばなりませんでした。
平日は常識的に対向車を交わしながら走っているのに…。
しかも最後の「関所」は分岐まで100mもありません。
「あそこに分岐が見えているじゃありませんか」
と言っても、すんなりとは通してくれませんでした。
もちろん帰りも2ヶ所で10台が列をなし、
下から来る10台が通過するまで待たされました。
もう日が沈んでいるので…夜景を見にゆかれるのでしょうか?
こうして約1時間のロスが出てしまい、
帰りに立ち寄る予定だった2社は端折らざるを得ませんでした。
皆さまも「天空の鳥居」へお出かけの節は
どうか曜日に御注意くださいませ。
やっと分岐です。
「七宝山林道」…ここですね。轍があるから大丈夫でしょう。
やっぱりこういう道を走るの大好きです。
背の高い両側の草にバシバシ当たりながら走ってきました。
が、この先、直進するのは難しそうです。轍がありません。
七寳山系最高地点に立つ鳥居が何なのかを見てみたかったのですけれど
地図にも道はないし…、最高峰たる高野山で夕日を見ることにします。
たぶん画像左の岩盤を上がるのでしょう。
うわぁ、金色の世界です!!
17:11なので日没まではまだ少し時間がありますね。
この空間を一人占めしているため落ち着いて演奏修行できます。
久々に《神擧》をやりますか…。
17:32終了。
たいへん幸せな時間でした。
では、現実に戻って帰途につくとしましょう。
これはこれで現世のたのしみ。
「七宝山林道」への入り口に近い不動の滝カントリーパークを目指しました。
ここから、迷いに迷って不動の滝カントリーパークへ行ったら
登り口ですったもんだがあったわけです。
帰りはここまでほとんど直線で走ったので所要時間が半分以下でした。
ホントに掛け値なしの方向オンチですから、1社目へ行くのも大騒ぎ!?
ナビで家から20分と出た場所へ45分かけて到達しました。
讃岐富士=飯野山の真西を南下しています。
台風19号の影響で昨日は暴風雨の予報でしたが、風が強かっただけで
雨は一滴も降らず、金倉川にも水がほとんどありません。
幼少から、夏になると小学校の校庭に来る給水車を待って並んでいました。
この台風一つ見ても「日本」をひとくくりで語ることはできないとわかります。
関東に居れば、川の増水・決壊の恐怖から逃れられません。
そんなことを考えながら走っていますと、
地図上のルートを見ると、いったん金倉川を渡って南下し、
再び金倉川を渡ることになっています。
こわいくらい小さな橋を渡って南下すると正面にこんもりが見えてきました。
後ろに大麻山が見えるこんもりを目指していましたが、違うようです。
地図によれば現在位置の左?
社叢が見えたので南にまわりこむと鳥居が大麻山に相対していました。
社殿の奥から入ってきた門の方を撮ってみました。
夥しい数の祠が合祀されていて、参道の両側に鳥居がありました。
八十主(ヤソスカ)神社の名は、数多くの地主神の集合という意味で
スカとくれば、須賀・須我=須佐之男命?
杜の中で演奏修行していたら人の気配を感じたので左手を見ると、
3人の方が畑仕事をされていました。
ゆったりした時間が流れていることに驚かされました。
本当に人工的建造物に興味のない私ですが、
どこでも1枚だけは撮ることにしています。
次は出雲神社ですが、ナビを見ると農道をクネクネ行くしかないようです。
約7分と出ていたものの、20分以上かかりました。
あの社叢は見えていたのに、大鳥居が人家で見えなかったのです。
ともかく社叢めがけて突っ込みます!
は? 葛原正八幡神社? 地図には出雲神社とありますが…?
門の外から社殿を撮って次へ向かうため、ZOOMERをUターンさせていたら
門の左端から驚くべきものが目に飛び込んできました!?
うッわぁ〜~〜
社叢大好き人間の私が素通りできるはずはありません。
この楠より奥へは入っておらず、ここで演奏修行させて頂きました。
帰宅後、地図を拡大してよくよく見たら、正面の社殿が葛原正八幡神社、
向かって左の社殿が出雲神社でした。
もっとも石灯籠には「出雲大社」とありましたけど?
(出雲大社からの勧請なら明治以降ですね)
いよいよ七寳山系最高峰を目指します。その前に11号線沿いに春日大明神が
あったので立ち寄ったものの、祭礼中だったため入らず失礼しました。
「ため池」を2つ背負った形の社地でした。
帰省すれば毎日のように通る11号線なので、また来ます。
こちらは出雲神社+葛原正八幡神社から11号線に出るあいだ
農道をクネクネ走っていた時に撮った「ため池」のある風景。
讃岐とは言わず、西讃だけでも未知の素晴らしい場所がたくさんあることに
気づき始めました。まさに「灯台下暗し」。
生まれ育った土地のこと、もっと知りたいなぁ…。