藍川由美「倭琴の旅」

やまとうたのふるさとをもとめて倭琴と旅をしています

高瀬川

今日は100%暴風雨の予報でしたので
久しぶりに休息できるかと思っていましたら
朝から一滴も降りません。
これは…出かけなさいってことかしら?
ということで、曇天の下、13時に家を出ました。
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10/5に行った海岸寺手前の橋です。
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渡るとすぐに海岸寺
 
相変わらず、屋内でWiFiが繋がらないので
さぬき浜街道を走りながら地図を読み込むことにしました。
信号が青になったので楽器ケースのポケットにiPadを入れ、
半開きのまま走っていたところ、珍しく信号が赤になりません。
津嶋神社を過ぎ、あと一歩で詫間…という辺りで、
カランとWiFiのルータが道路に転がりました!?
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えええ〜?! 見ると、楽器ケースのポケットが下まで開いていました!!
もちろんiPadはありません。
最後にiPadをチェックしてから約20分。
これほど赤信号に引っかからないことなんて今までになかったし、
凸凹道の振動とiPad & ケースの重みでファスナーが開いてしまうなんて
思ってもみませんでした。
 
走っているバイクから落ちたとしたら割れているかもしれませんね。
数ヶ月前から機種変更したい…と言いつつ放置していたので
そのまま放置してauショップがあれば新しいiPadを入手しても
よかったのですが、半袖Tシャツに長袖ウィンドブレーカーだけでは寒く、
これで夕方までは走れない…と判断し、引き返すことにしました。
 
ところが、すぐ引き返したのに、反対車線にはiPadなんて落ちていません。
帰宅して厚めのトレーナー1枚をプラスして再度さぬき浜街道詫間へ。
やっぱりiPadは落ちていませんでした。
すると記憶力に頼って走るほかありません。
当初から今日は高瀬川沿いの2社の予定でした。厄介そうだったので。
 
1社目は、ちょうど1ヶ月前に「吉津」へ行った際に石段に圧倒されて
素通りした汐木山荒魂神社
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その後、国土地理院の地図で、本殿までバイクで行ける道を発見!
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汐木山東麓から南麓に回り込んで登ってみましたが、閉鎖されていました。
これは…、汐木山の所有者が売却したということでしょうか?
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しかたなく下りて戻っていますと、車の掃除を始めようとされている方が。
「すみません、荒魂神社へは階段でしか行かれませんか?」
「いえ、採石場の方から車で行けますが、門が閉鎖されてましたか?」
「そうなんです…、社頭にはバイクを停めるスペースがありませんし」
「前の広場に駐めて大丈夫ですよ」
「ありがとうございます!」
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邪魔にならないよう、ゴミ集積所の横に停めました。
 
登っていくと、今や懐かしい「ふるさと創生一億円事業」の石碑が!?
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よもやこの東屋の建設費が1億円とは思えないのですが?
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この石段の参道には鳥居が2基ありました。
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そして数えること193段! 本殿に到着しました。
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左手を見ると、車で来られそうな道が見えました。
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ところが、いま気づいたのですが、私は何と!? 当初の目的
高瀬川に面した古い神社で《薦枕》を演奏してみること”を失念!!
全く眺望がなかったためでしょうか…?
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手すりのないガタガタの石段に神経を遣いながら下りる途中、
社殿のある平地を支えるかのような石垣に目を奪われました。
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さらに下ると小さめの常夜燈もあり、やはり当社は高瀬川河口にあって
麓に潮が寄せて来る「潮来山=汐木山」だったのでは? と感じました。
かつての大干潟、現在は高瀬川の支流越しに汐木山を撮ってみました。
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次に目指すのは高瀬川沿いの葛ノ山とその東南に鎮座する横山神社です。
道行く人に訊いても御存知ないので、記憶と山アテ法だけが頼りです。
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あれが葛ノ山だと思うのですが?
地図では高瀬川沿いに南下した西岸に横山神社があり、
葛ノ山の北側から山頂付近まで舗装路があるようでした。
近づくと、画像正面右に登り口が見えたので上りますと↓
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もしかして、この貯水場のために舗装路をつくったんでしょうか?
すぐ上にトイレがあり、そこからは歩道でした。
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おおお…、ここにも「ふるさと創生一億円事業」の碑が!?
しかし、ここも頻繁に人が訪れるという雰囲気ではありませんね…。
眺望もないので、即、引き返しました。
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あ、あの山は?!
「ため池」まで下りたら、右端にさっき行った汐木山が見えたものの、
裾野から山頂と思われる位置を想像すると、かなり削られていそうです。
“日本は神の国”なんて言った政治家がいたようですが、客観的に見て、
神官不在の神社ばかりだし、間違いなく”神なき国”でしょう。
これは、列島各地1600社以上まわった私の印象に過ぎませんが?
 
さて、横山神社を探さなくては…。
北西に出て南下すれば比較的広い道を行けそうでしたが、ここは
やはり高瀬川から行きましょう!
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東端へ移動したものの、川沿いには道がありませんでした。
いったん下流に戻り、橋を渡ります。
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しかし、今度は葛ノ山側へ渡れません…。
とはいえ、そこは原付。未舗装の土手でも何でもトライあるのみ。
鳥居の右手に、社殿の位置まで上がれそうな舗装路が見えてますね。
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まずは一筋クリア。
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さらにもう一筋。
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鳥居の正面につけられました。
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まるで要塞のごとく…の形容から、
実際に城として使われた時代があったのでは?
この石垣は、さっきの汐木山 荒魂神社と同じですよね?
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当然ながら、階段ではなく、右手の急勾配を登ります。
が、ここを一気に登れず、一呼吸おいて再度挑戦しました。
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スポーツ用エンジンでもキビシイ九十九折!?
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こういう、パーツを並べましたって神社、少なくないんですよね。
だいたい境内社の方がいい味を出している場合が多い…。
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この地の大国主のようですね。
そして、この荒神宮と向き合っているのが、これまた珍しい人面石!?
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一応、社殿の位置から下を見ておきましょう。
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横山神社になってからの歴史はあまり古くなさそうですが、
葛ノ山の名称からしても、高瀬川沿いに鎮座していることからみても
海人族にとって重要な土地であったことは疑いようがありません。
では、あの急勾配を恐る恐る下りるとしましょう。
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あれえ~~~、すごくスリリングでした!
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あとは帰宅するのみですが、方向音痴の私にはどこをどう走れば良いのか
見当がつきません。ん? あれは予讃線の線路では?
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向こうに金毘羅さんの手前の大麻山が見えてます!
ともかくあの方向に進めば11号線に出られるはず。
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ほうら、いつも通る鳥坂に出られました。
地図無しで目的地へ行き、無事に帰途につけたなんて、
私にとっては奇跡的です。
こののちは、すぐにauショップに向かい、30分で機種変更と
設定を済ませました。
 
 
いまHTML編集してビックリ!?
古いiPadでは「見たまま編集」でブログを書けず(固まって動かない!!)
 「はてな記法モード」で書いていましたが、それをパソコンで
HTML編集することができず、新しい記事として書き直していました。
それが、新しいiPadでは問題なく「見たまま編集」で書くことができ、
パソコンでそのままHTML編集できました。
ひと手間省けて助かります。