藍川由美「倭琴の旅」

やまとうたのふるさとをもとめて倭琴と旅をしています

Cremona Music Award 2015

やっと、なぜ私がGala Dinnerでの演奏を依頼されたのかがわかりました!
いつも最初にすべておっしゃってくだされば…ということになるのですが、
「箱根八里」をリクエストされたこととも繋がりました。
 
今年度のクレモナ音楽賞を受賞されたElio(個人ではなくユニット)が、
山田耕筰の「箱根八里」をアレンジして演奏しているのだそうです。
その代表というか象徴のエリオさんが大の日本贔屓で、
日本の伝統音楽を所望されたというのが事の始まりだったようです。
 
しかし、実際にパーティ会場に着いても
どこに円座と譜面台をセッティングしてよいのかわからず、
ここで待てと言われた場所で譜面台を組み立てていたら、
突然、名前を呼ばれ、たしかコメントせよと言われていたと思い出し、
俄かに喋り始めた次第です。
日本と違って打ち合わせがないということは、
言われたらサッサと自分の判断で対処できない人間は
"使えない"ってことになるんでしょうね。
道理で、マエストロがいつも、
「日本とイタリアでは仕事の進め方がまるで違う」と仰るわけです。
 
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あ、二重顎の妖怪だ!!
(ヨーロッパへ行くと翌日にはこのように顔も身体もパンパンになった理由が小麦アレルギーにあったとは!?)
でも日本の音楽を生で聴けたと喜んで下さったのでよしとしましょう。
 
…で、イタリア式ですが、
昨夜もTrapaniチームからはコンサートの話が出なかったので、
いくら何でも急に追加するのは無理だったんだわ…
と油断していたらUPされていました!?
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はい、ありがとうございます、素敵なチラシ…(箏!?)。なぜか日本語。
あとは私がちゃんとイタリア語で解説できるかどうかだけですね。
 
あああ…でも今日はこれからCavalliを歌わなくてはならないし、
明日は木下忠司作品を歌わせていただく予定です。
が、ピアニストのロベルトさん、どんな方なんだろう?
譜面、渡されているかなあ…?