藍川由美「倭琴の旅」

やまとうたのふるさとをもとめて倭琴と旅をしています

佐賀の吉野へ

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午前8時、部屋から新幹線を見ました。雨は降ってません。
と思いきや、テレビから「大雨洪水警報」のニュースが流れてきました。
何とこれから途中下車する出水と、当初行く予定だった甑島です。
午前9時、朝食中にザーッと雨が降ってきましたが、30分後に止みました。
鹿児島は昨日から降ったり止んだりですが、出水周辺の窓外は眺望なし。
4社まわる予定が2社しか行けませんでした。
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だって、こんな階段のぼったりしたんですよ…(やっぱり足は回復してる‼)
雷は鳴りっぱなしだし、肉眼だと水がザアザア流れているのが見えるし。
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出水の金峯神社、通称ミタケサン。ここの由緒書でわかりました。
鹿児島に金峯神社が多いのは「薩州島津家の氏神」だったからのようです。
幸い、演奏後に雨が止んだので傘をささなくてよい分、楽になりました。
 
そろそろ熊本なので降りますが、今日は「佐賀の吉野」を目指してます。
とりあえず熊本から寄り道。全指定で満席だったのにガラガラです。
常識的な人間であれば、台風に向かって旅をしたりしませんよね…。
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終点の三角駅で降りたら、タクシーの運転手さんが宇波神社を知らないと仰るので
「ナビがありますから」と言うと「その場で待機するのは無理だから
コインロッカーに荷物を預けろ」とのこと。
小銭がなく、自販機で水を買ったものの、500円玉が入らない…‼
他社の運転手さんは親切に「荷物は事務所で預かってあげる」と仰って下さるのに
並んでいる順番なので超感じ悪いタクシーに乗るしかありません。
しかし、ナビが曲がれと言わないのに左折車線に入ってるし…!?
「直進です」と言うと「この先に神社はないよ」と仰るし…!?
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「あ、ここです。あとで電話しますので、この入り江まで迎えに来て下さい」
登り口はきっとここなんでしょうね…。
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迫力満点ですが?
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登ってゆくと二手に分かれていました。が、左は急すぎて
行者道のようだし、ここは直進することに。
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雨はまたザンザン降りだけど鳥居を見上げたら、アレ?「大神宮」?
断崖絶壁に建ってるようです。こうなると足の痛みなど忘れて石段を登ります。
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あ、カニさんだ!! 稲搗き蟹の神楽歌を歌おう。
本殿の前に拝殿があったので雨ということで図々しくお邪魔しました。
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しかし、社殿の右側はこんな感じ…。
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ほんとに断崖絶壁に建ってました…!!
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雨のせいなのか、オートにしても少しもピントが合いません。
0.05の私の裸眼で見たように撮れてます。ともかく滑らないよう階段を下りましょう。
 
再び熊本駅へ戻り、佐賀の吉野を目指すため新幹線で新鳥栖まで行ったら
長崎線が遅延!? それでも各停の方が特急より遅れが少なかったので
吉野ケ里のタクシー会社に電話をかけ、予約しました。
しかし大雨で、とても吉野ケ里歴史公園の中を歩く気にはなりません。
そこで白村江の戦い当時の天智天皇と関わりのある田手神社へ。
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この左手に田手川があり、川沿いに北上すると直ぐ吉野ケ里遺跡です。
古代は輸送手段を海や川に頼るのが普通なので納得の立地。
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それから王仁(ワニ)神社へ。
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ワニ氏が渡来民族だとしたら、人丸も?
良く知られているように、吉野ケ里はやはり渡来人の居住地だったんですね。
徐福や王仁(ワニ)博士の伝説がいっぱい…。
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でも何となく、古代氏族の和邇・鰐氏とは別のような気がするんですよね…。