催馬楽に『山城』があります。
渡来人の居住区となった山城は、古くは山代、
山背と書かれるようになった場所です。
催馬楽では地元の女性が(胡の国から来た?)瓜作りに求婚されたけど
どうしよう…と迷う様子が歌われます。
特殊な地域性から、地名にも興味をひかれます。
先ずは京田辺市高船里を目指します。
右折の指示が出ても、曲がることが不可能と思われる超鋭角の急坂ばかりで
遠回りしていたら、地図上に石舟神社がありました。
「この手前に右折するような道、あった?」
「まったく気づかなかった…、引き返してみようか?」
ということで、こんな道を引き返しました。
ふと横を見ると、細い下り坂がありました。
「歩いて行ってみよう!」
裏から行ったようで、こちらが本殿。右下に拝殿がありました。
社名から、巨大な石の舟でもあるのかと思いきや、見当たりません。
ホテルに着いてから検索しますと、
伊香色謎命を祭神とする神社、徳島で行ってましたね、伊加賀志神社。
車を停めた場所へ戻り、少し登りますと…
雲で市街地がハッキリ見えませんが、かなり上がってきています。
ありました、この上が笠上神社ですね。
ここを千鉾山と書いている方がおられました。
ここから小一時間かけて笠置山を目指します。
以前行った時、タクシーを予約できず、駅で30分待ったため時間が押して
16時着。日没まで最大1時間はありそうです。
「ウワッ、天の磐船だ‼」
その奥が本尊弥勒磨崖仏でしょうか?
肉眼では何が刻まれているのかわかりません。
ここが今日の舞台でした。
右の磐が虚空蔵磨崖仏です。
岩盤の上で弾いているのでコトも非常に良く響きました。
山本不動尊、白峯御陵に続き
神送りと神上の段、三度目の練習が出来ました。
付き合ってくれた友人に感謝です。