藍川由美「倭琴の旅」

やまとうたのふるさとをもとめて倭琴と旅をしています

常陸那珂

ゆえあって、勝田駅を目指しています。
話すと長いのですが、かいつまんで書くとこういうことです。
約6年前、歯茎がおかしいと気づき、近所の歯医者へ行きました。
案の定、学生時代に入れた2本の差し歯の根っこに黒い影が写っていたので
差し歯を壊して根の治療をして下さいとお願いしました。
ところが、根の治療が中途半端なうちに新しい差し歯ができたからと
試しに挿したら土台というか針のような部分が太すぎて
歯が割れてしまい、グラグラで固定できなくなってしまったのです。
 
う~ん、やっぱり話が長いですね~。
その歯科医院では差し歯を作り直すと言われましたが、恐ろしいので止め、
どうしたものか…と思案していた矢先、3.11の地震に見舞われました。
香川県に戻り、名医と評判の歯科医に尋ねたら
「ここまで割れては手の施しようがない、インプラントしかない」とのこと。
 
ここで更に悩み、関東に戻ってから「出来るだけ歯を残す」とHPに
デカデカと書いている歯科医院を訪ねました。
すると、治療以前に、治療方針を話し合って帰ろうとしたら
看護師が紙エプロンをサッと引っ張った時に眼球を傷つけられました。
そこから眼科へ直行し、自費で通院・治療した次第。
この2つの不幸な出来事では謝罪も補償もありませんでした。
 
これで歯科治療を諦め、きっと死ぬ方が早いわ!とタカをくくっていたのに、
先日高山から帰った後、急に歯茎の腫れが酷くなり、
痛みに耐えかねて旧知の歯科医夫妻を訪ねることになりました。
 
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青空の下、診察前にタクシーで2時間、走りました!
最初は道路の横に突然こんな神社が?! と思いきや、皆さんの水汲み場でした。
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社殿などなく、岩から溢れ出てくる源泉のみ。扁額に加波山神社とありました。
加波山ってもっと西にあったような気がするので、今度さがしてみます。
たしか「加波山」は空海命名したはず…。
 
道路をはさんで…というより、元は同じ山で、道路を通すために分断された?!
という感じの場所にも神社がありました。
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県指定天然記念物の「大柊」「大藤」があるみたい…とワクワクして上ったら
巨木ばかりで、圧倒されました。
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拝殿に向かって左側にこんな木がありました。こちらが天然記念物でしょうか?
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ひたちなか市教育委員会の看板がありました。
こちらが「大柊」で、藤が絡みつき、天にも昇りそうな勢いだったとか。
暖帯性のヒイラギが約12mにもなった例は珍しいそうです。
社叢好きの私には今日は大当たりでした!
 
次は…住所は水戸市になりますが、笠原神社
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おおお… ここにも巨大な御神木が! 大きすぎて全体像がうまく撮れません。
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再びひたちなか市に戻り、素鵞神社… だけれど表記が違いますね。
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スサノヲ神社って書いてあるようです。
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やはり水戸家によって改称・遷座させられてますね…。廃社よりマシですか?
 
いよいよ診察時間が迫ってきました。最後に鹿嶋三嶋神!?
ちょうど宮司さんが社務所を閉めようとしておられたので演奏許可を頂きました。
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演奏後、たくさんの資料を下さいました。手書きの地図もありましたよ。
和銅年間(708年)創祀と伝わる当社の祭神は、鹿島神宮三嶋大社の二柱の神で
樹齢400年以上の御神木の杉は、一本の幹が二本にわかれた巨樹でした。
 
頂戴した「那珂よし来よし」のタイトルの那珂市観光ガイドマップには
数多くの寺社が載っています。そうか、ここは那珂市なんですね!?
どういう線引きかわかりませんが、治療に来る楽しみが増えたということで。
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