今日の私。
理学療法士さんの御指導で、腰をギュッと立てず
丸く緩めて演奏できるようになっています。
おかげで左右不均衡な楽坐を続けても膝の痛みが出なくなりました。
昨日の朝乗ったタクシーで聞いたラジオの天気予報で言ってました。
よって、山頂はけぶって見えません…。
鳥居の先は断崖絶壁!? ここをくぐればあの世へゆける?
という感じに見えたのに、実は石積みで、
むしろここまでの林道に脱輪したら終わりという場所がいっぱいありました。
こちら側は見ない方がよかったですね。
ここは西日本の最高峰石鎚山北側中腹約750mにある星ケ森と呼ばれる場所で、
その姿を石楠花の木に彫り、小堂を建てて安置したのが創建とされています。
ただ、ここへの道が遠かった…。
もともと四国霊場で3番目の高地にあり「遍路ころがし」の難所として知られた
横峰寺ですが、昭和59年には林道(通行料・駐車場 1,850円)が完成しています。
そこで「頂上駐車場」を目指しました。
朝から何も食べていなかったので売店で手作りの「ところてん」を頂きました。
「美味しいですね!」と申し上げると、テングサを見せて下さいました。
地元愛媛県産だそうです。
ここで、横峰寺までは約5分、ゆっくり歩いても10分とお聞きしました。
横峰寺の案内には「現在は境内から500m離れた林道の駐車場まで車で行き
参拝できる。ただし、冬期は12月下旬から2月いっぱい不通となる」とあります。
ところが、約10kgの和琴ケースを背負っているからかどうか、
横峰寺まで下るのに30分近くかかりました!?
500mというのは恐らく直線距離でしょう。
実際にはジグザグで、全く先が見通せません。
しかも私が目指しているのは星ケ森です。
案内図というもののない境内を歩き続けて横峰寺に着き、納経所で尋ねると
「頂上駐車場からここまで歩いて来たんですね?
それは正しいです。駐車場から直接星ケ森へは行けません。
この奥の仁王門を出て、再び5分ほど登って下さい。
星ケ森から駐車場への道はチェーンで閉鎖されています」
と言って↓この略図をくれました。
まず、この略図は極めていい加減です(仁王門の漢字が違うだけでなく!?)。
駐車場~横峰寺の直線距離は400mでしたが、実際には下の道が見えない
急勾配の坂道を同ライン上にジグザグ曲がる感じ…。
400m×3としても、5分や10分では着かないでしょう。
まして、仁王門から星ケ森へ行く道はずっと急勾配の上り坂です。
直線距離でも415mあるのに徒歩5分はあり得ません。↑このジグザグですよ!
約500mとか、徒歩5分~10分と言って
何が何でも横峰寺まで来させるという姿勢には感服するほかありませんが?!
本堂から山門まで下り、左手の急勾配の登り坂に入ります。
5分? どころか、30分もかかり、
星ケ森へ着いたのは駐車場を出てから1時間後でした!!
フツフツとこみ上げる怒りをこらえ、せっかく来たんだから…と
約30分の演奏修行をして駐車場へ戻りました。
もちろん再び横峰寺へは降りず、進入を遮るチェーンを跨いで直進しました。
この道でさえ直線で815m。平坦でも真っ直ぐでもないので1km以上?
写真撮影しながらとはいえ、30分ほど歩きました。
結局、頂上駐車場を出てから戻るまで2時間超。
事前の情報では駐車場と星ケ森を20分で往復できることになっていたので
20分演奏すると、1時間の滞在予定でした。
ところが1時間半も歩かされてしまい、次の約束に遅れてしまいました。
本当に迷惑な話です。実際の距離を知っていたら、この季節には行きません。
私は常に10kg超の黒の和琴ケースを背負っているため
気温37℃以上の山道を歩いていたら背中が熱くなってきました。
それで何度も和琴ケースをおろして背中に風を通したのです。
幸い熱中症にはならずに済みましたが、不正確な案内は事故の元!
どうか正しい境内図を掲示してください。
横峰寺山頂駐車場へ行く途中にあった黒瀬ダム。
近ノ島ではないのですが、そんな風にも見え、不思議な感じがしました。
文字通りの修行に行く前、ピアノとクラウンオルガンが搬入されました。
さすが白川ピアノさんです。
コンサート用のイスを購入していたら、サービスで御持参くださったので
2脚になりました。インシュレーターもサービスでつけて下さいました!
ふつうはこれで大満足のはずですが、私はこの場で突然、
「オルガン用のインシュレーターはありませんか?」と質問。
「ありませんね…」と仰りながらも、白川さんは
「ドイツ製のアップライト用のインシュレーターならありますが
合うかどうか…」と仰りつつセットして下さいました。
「色も深さもピッタリですね~」
「スゴイ!! ありがとうございます!! おいくらでしょうか?」
「サービスで差し上げます」
えええ~?! と恐縮しながら有難く頂戴してしまいました!
本当に多くの皆様の御厚情で住環境を再構築できたことに
深く感謝しています。ありがとうございました。