大分へは何度も行っているのに、前回もルートに入れていたのに、
柞原山に勧請したのを当宮の創設起源とすると公式ページにあり、
比較的新しいので行かなくてもいいかとの気持ちもありました。
でも、今回がラストチャンスなので、午前中2時間だけバイクを借りることに。

レンタル819大分店は西大分港フェリーターミナルの近くにあります。

柞原八幡宮へは15分ほどだそうです。

とはいえ、走り始めたばかりでもう一ノ鳥居?
ははあ…この左手に「お旅所」があるんですね。

ストレスのかからない道だったので、あっという間に着きました。
けれど、ここからではなく、上の駐車場から行った方がいいですよと
今朝、大分駅まで迎えに来てくれた青年に教わっています。

たしかに、広大な社地ですね…。
近世には、社家二百余・坊舎三十を教えた。
この広大な社地の中に、30もの坊があったわけですね。
最盛期の江戸時代に「3,000人の修験者と800の坊がある」と謳われた英彦山の
もう一つの一ノ宮たる柞原神社にせよ、代々の藩主が無視できない程度の修験者が
居たと考えるのが自然なのではないでしょうか。
なお「柞原」の表記が登場したのは、明治以降で、それ以前は
由原宮・ 八幡由原宮・賀来社などと称されていたそうです。
賀来社というのは賀来氏が大宮司をつとめていたからでしょう。
賀来氏は戦国時代に速見郡日出(ひじ)町の大神(おおが)一族から分家して当地に来たとか。
柞原神社が賀来社で、大宮司の賀来氏が大神氏の分家だったとは…。
これで、当社の創祀が827年と新しかったことが私なりに納得でき、金亀和尚が
柞原山に宇佐八幡を勧請する以前に、大神一族が進出していたとの仮説を立てました。
劣勢に追い込まれていたため上書きされ、一大要塞が築かれたのかも知れません。

それにしてもこの広さは…想像を超えてました。正面の参道↑を歩いて行ったら時間が!?

ショートカットもやむなし…でしたね。

雰囲気はとても良いのですけれど…。
期待して門をくぐったら工事中だったため、そそくさと失礼しました。

はて、演奏修行は?

参道から横の道に入ってみました。ここも雰囲気は良いのですが…

この方が出てきたものの、固まってしまい、全く進んでくれません。
どこもかしこも苔むしてるし、無理そうなので再びバイクに乗りました。

駐車場…ですが、車は停まっていません。

目の前にも駐車場があり、あちらには数台停まっていました。
では、邪魔の入らないこちら側で。

あまりにもツバメが鳴くので見上げたら、20羽以上電線にとまっていました。

さて、今日の楽しみは高崎山を目指すことです。

とは申せ、山麓を走るのがせいぜいなのですが。

昨日見たのと同じ種類の蝶🦋がバイクに乗った私にくっつていくるので
停止すると、地面スレスレに飛んだり顔に近づいてきたりしました。
↓これはタイヤから1mも離れてなかったので、撮れました!

昨日も今日も、ほかに蝶を見たわけでも群れていたわけでもないのに
恐らく同じ種類と思われる綺麗な蝶に出会えてラッキーでした。
ヘビとかヤモリとかはごめん被りたいものです!

気分良く走っていた私ですが、ここを抜けて地図を見たら
高崎山から遠ざかっていました!?

さっきの分岐だ! と気づいて引き返しましたが、その時も地図を確認したんです。
「女は地図をグルグルまわす」と言われる通り、完全に方角を失っていたらしく、
右手の上り坂ではなく、平坦で道幅のある左手に進んでしまいました。

いやあ…勾配もきつかったけど、あまり走る人がいないような道でした。

はい、田ノ浦の五社社を目指しています。
田ノ浦と呼ばれているくらいですから、往古はここが海岸線だったのかも?

あ~~、別府湾越しに国東半島が見えました!

どんどん下ってゆくと、鳥居がありました。五社社でしょう。

セラピーロード!? それはもう本宮山だけで懲り懲り…です。
高崎山はバイクでは登れないと聞いていたので、ここまで。

鳥居の中から海を撮ってみました。
平安朝以前から当地に鎮座していたと主張していたためです。
往古は五社社という名称ではなかったと思いますが。

先ほど走って来た坂をV字に曲がったところにも鳥居があるのが見えました。

そして、拝殿の中はこんな感じ。

由緒書も何もないので、柞原八幡宮とどちらが古いのかはわかりません。
ただ、地形が非常に興味深かったし、海から当社へ直接上陸できたのかな?
と考えるだけでワクワクしました(いや、地理院地図で標高55.1mだし…!?)。

ここを下りてゆくと、私でも名前だけは知っている施設に突き当たりました。

駐車場もいっぱいのようですよ。

「高崎山自然動物園おさる館」…山というか高台にあるのかと思っていたら
海に突き出していました。
始まりで、その安倍氏の末裔に呪術を扱う老婆が居り、白寿に達したある日、
忽然と息絶えて、その容貌が鬼の如く凄まじかったことから
鬼神社と呼ばれるようになり、鬼の面がたくさん奉納されているのだとか。
せっかくここまで来たので立ち寄ってもいいけど気が進まないなぁ…
と思っていたらナビが反応せず、気づいた時には通り過ぎていました。
そんなものなんですね…。予定より早くバイクを返却して大分駅まで送って貰い、
佐伯行きの特急のチケットを取ってから、ホテルでアレルギー対応のランチ。

2,500円でこの内容。ホントにお世話になりました。

メインは4種類から選べるので、私は奥豊後豚にしました。
昨夜は前回大満足だった焼き魚定食に、地鶏の陶板焼きを追加しました。

はい、どう考えても食べ過ぎです。
旅から戻ったらカロリー計算を再開しますね。