2025-01-01から1年間の記事一覧
日本の天皇陵のほとんどが奈良県や大阪府、京都府に比定される中、 兵庫県南あわじ市賀集の第47代 淳仁天皇の淡路陵(あはぢのみささぎ)、 香川県坂出市青海町の第75代 崇德天皇の白峯陵(しらみねのみささぎ)、 山口県下関市阿弥陀寺町の第81代 安德天皇の阿…
約半世紀前、藝大受験の折に解剖学者 三木成夫先生と出会いました。 4次試験の日、楽典のテストが始まったとたん、ずっとホテル暮らしで 脂っぽいものばかり食べていたせいか、激しい腹痛に襲われたのです。 ただ幸いにも5分ほどで答えが埋まったので、保健…
こんにちはのぞみに乗ってます! ここまでが暑すぎて、顔の毛がグシャグシャになってますが…。 キャリーケースの中に、家で凍らせたペットボトル3本を入れ、 東京駅のホームで買ったロックアイスを2個追加しました。 昨日は急な発熱でどうなることやら…と思…
おはようございます! 黒アゲハが来ています。 何もしていないのに、すぐこんな風になってしまう庭です…。 きれいに草を抜いてもらっても 1ヶ月経てば元の木阿弥。 前回、お隣さんから侵入してきていた西洋アサガオを 「切らせて頂きます」とお声がけして切…
高松空港からタクシーに乗るつもりが、隣県から助っ人が!? 有り難いことに、全くまわれていない空港周辺の神社に立ち寄りつつ 宇多津まで送って下さることになりました。 結構なまけ者なので、空港からタクシーで演奏修行に行ったのは 僅か数回。だいたい宇…
雲仙岳から北上するとき、ずっと眼前に広がっていた高来の山々。 このように美しくなだらかな山容を見たのは初めてです。 これが目に焼きついて離れず、あの峰々に登りたい!! と思いました。 そして、太良嶽山金泉寺の由来を知ったのです。 金泉寺のホームペ…
現在の地図を見てもピンとこないので、 明治9年(1880)の『大日本全圖』を友としています。 7/12に行ったのが「長崎県雲仙市瑞穂町伊福乙」(北に「伊福甲」あり)で、 「佐賀県藤津郡太良町伊福」にも「甲」と「乙」があります。 今は別の県ですが、元は同じ「…
今日は小浜温泉から雲仙温泉を経由して島原半島の北辺へ向かいます。 縄文草創期の「伊古遺跡」は、地理院地図によれば、標高 7~13mのようです。 「伊古」の名に関しては、南西の「伊福」との繋がりを疑っています。 また「イコ」について、高知県に「伊気(…
島原半島の中心にそびえる雲仙岳は「三峰五岳の雲仙岳」と呼ばれ、 普賢岳、国見岳、妙見岳、絹笠岳、高岩岳、野岳、矢岳、九千部岳の総称と されてきましたが、現在では20以上の山々の総称と言われています。 かつて雲仙岳は「温泉山」と書いて「うんぜんさ…
2020年7月3日にブログ「アヅミノイソラ」を書きました。 その内容があまりにも薄かったので加筆を試みます。 私は倭琴の旅を始めた当初、集中的に対馬へ通いました。 宮廷に入って、平安時代に神楽歌と呼ばれるようになった歌が 「志賀の海人」すなわち安曇…
およそ"霊感"みたいなものを持ち合わせていない私。 それゆえ演奏においても、ただ真面目に楽譜通り、指導されたままを 忠実に再現することを心がけてこの年まで生きてきました。 それなのに、1年に1度か2度、いつものように朝までパソコンに 向かったのち眠…
東臼杵郡椎葉村大字下福良字十根川の十根川集落は 『国指定 重要伝統的建造物群保存地区』に選ばれています。 www.shiibakanko.jp その村へ行くために、いったん馬の鞍を下ろして休んだことに由来する 「鞍置村=鞍岡村」は霧立越の入り口に位置しています。…
『古事記』に、古代九州は筑紫島・筑紫洲(つくしのしま)と呼ばれ、 白日別、豊日別、建日向日豊久士比泥別、建日別があったとあります。 『日本書紀』には記載がなく、 『先代旧事本紀』は、筑紫国、豊国、肥国、日向国を挙げています。 その九州発祥の地が…
いま困っている訳ではないけれど、今後のためにガス給湯器を交換しておこう というプロジェクトのため帰省。まさか、それだけじゃあ…と思いますよね? ともかくZOOMERに乗るのが最大の喜びなので、午後は再び荘内半島へ。 いつものように、左手に善通寺五岳…
古代「美濃国不破郡藍川郷」鎮座の伊富岐神社へは何度も足を運びました。 最初が2001年11月19日なので、もう24年近く前になりますね…。 http://www.jade.dti.ne.jp/onodera/ibuki.html 伊福部昭先生の御長男から 「藍川さんのホームページを見て、伊富岐神社…
年一回のタケノコ掘りの日です。 岩井城址へ向かっています。 ここは「北相馬郡利根町押戸」の船着場跡。かつてはここでいったん地面を 歩く鎌倉街道が終わり、現 龍ヶ崎市側へ船で渡っていたそうです。 この絵を書かれた根本様は鎌倉街道や古代東海道のエキ…
伊福部昭氏は、国譲り以降の伊福部氏の動向に興味をもっておられました。 伊福部氏の歴史は古代因幡国から始まったわけではなく、あくまで 全国展開していた伊福部氏の拠点の一つに過ぎないとお考えでした。 そして古代の「伊福」地名を挙げ、最低でも以下へ…
浦島太郎の里として知られる荘内(しょうない)半島。 『古事記』を参考に神話の里をつくるとか、 『源氏物語』の登場人物の墓をつくることとかが理解できず、 そこへ足を運ぶという行動が信じられなかった私ですが、 古い伝承の類は、ヴェールをはらって掘り…
3月の東京は、1876年の統計開始以来初めて夏日を3回記録しています。 それなのに、3/29の最高気温は前日より17℃低い 9℃、 3/30にかけては 5℃にまで下がりました。 桜は、千代田区での開花予想日が03/24、満開予想日が03/30でした。 ふだんは観光名所へ足が向…
『梁塵秘抄口伝集』巻第十四に 「和琴は和國の器にして、日本の音曲の頭としるべし。」 「稽古なくしては器よりとがめをいたすなり。琴に神気あり恐むべしと」 とあり、心構えが間違っている人は、名器の前に出て弾いたとしても やはり心の誤りが音色にあら…
日本人に最も親しまれたテレビドラマの一つに『水戸黄門』があります。 1969~2011年の42年間に1,227回も放送された長寿番組(平均視聴率22.2%)で、 主題歌《ああ人生に涙あり》を作曲した木下忠司(ちゅうじ/1916-2018)氏は 日本映画界の巨匠 木下惠介(1912−…
2025年2月1日&2日に伊福部作品を収録しました。 前回(2024年11月7日)はハープの木村茉莉さんと私だけだったので のんびりとした雰囲気で録ったのですけれど、2/1は大所帯でした。 yumiaikawa.hateblo.jp 短い1曲を録るために遠方からお運び頂き、心底恐縮し…
伊福部昭先生が日本語の歌において最もこだわっておられたのは 「産字・生字(うみじ)」でした。 最初に御指導いただいた日に 「日本語の歌は、どこで息を継いでも構わないんです」 と言われ、非常に驚きました。 明治以降、五線譜を導入して音楽教育を始めた…
「北海道での子供時代、よく耳にした音楽に、青森から流れて来た芸人が 津軽三味線を弾きながら歌う民謡やいわゆる新内流しがありました。 それと、音更のアイヌコタンで見聞きしたアイヌ民族の儀式における 歌や踊りが私の音楽的原点と言えるかもしれません…