藍川由美「倭琴の旅」

やまとうたのふるさとをもとめて倭琴と旅をしています

佐伯~北浦

ホテルに荷物を預けてバイクで走り、戻ってランチをしてから
荷物をすべて持って大分駅から「にちりん」に乗りました。
ホテルが駅に隣接しているからこそ可能なスケジュールです。
佐伯駅までは約1時間。
そこからタクシーで海岸線沿いに延岡市北浦まで行きます。
前々から行きたい気持ちはあったものの、公共の交通機関
レンタルバイクも、ホテルもないので諦めていました。
それが、どのサイトでも2人以上でないと予約できなかった宿に
思い切って電話をして、料金が倍になっても構いませんからと
お願いしたら 25,000円で予約できたので実行に移しました。
先ずは佐伯駅から北上し、佐伯市戸穴の大宮八幡神社下宮へ。
相当有名な神社らしいのに運転手さんが知らないと仰るので
「さいきしとあな」と書いてありますが? と言うと、
それは「ひあな」だよと仰います。
へ? 戸が「ひ」ですか? 大分市の神社で戸次が「へつぎ」だと知り
驚きましたが、こちらは八戸の例もありますから…。
そんなことを言っているうちに突端へ来ました。
上宮はここから階段を登るしかないようですが、私は
突端フェチなので、最初から下宮のみを目指しています。
当然ながら、建造物は無視です。
大入島という大きな島があるので外海は見えません。
でも潮の香りが素晴らしい。
工業地帯が見えますが、ここで演奏修行しました。
ここから小一時間かけて次の突端へ行きます。
これぞ海人族の神社! という感じながら、社名が読めません。
「えむど」でしょうか?
住所は佐伯市蒲江大字畑野浦です。
いま調べたら「えぶと」でした。安和元年(968)創祀だそうです。
防波堤がないことにも感動するし、水もきれいでした。
こののちも浦から浦へ、海岸線沿いに走りました。
ここは江武戸神社から15分ほど走った浦。
さらに15分ほど走ると弁天島(佐伯市蒲江大字猪串浦)がありました。
いまは埋め立てられて陸続きになっていますが、
かつては海人族の好きな近の島だったそうです。
そこに菅原道真の天満社があり、のちに厳島神社が合祀されたのだとか。
いや…でも…これは上がれないでしょ?
ということで、ここ猪串湾のきれいな水を眺めながら演奏修行させて頂きました。
本当はもう一社行きたかったのですが、運転手さんがナビに逆らって走るため
かなり時間がおしてしまいました。
そこで、晩ごはんに間に合うよう高速に乗ったのですけれど
「北浦インターまで」と言ってあったのに、自分語り…
それも同じ話を繰り返されたかと思うと、豊後一ノ宮の話が
いつの間にか肥後一ノ宮の話にすり替わっていたりして
変だなぁ…と思っていたら、「ここが北浦インターですよ」と
叫んだのに、耳が遠いのか、通り過ぎてしまいました!?
大分県の運転手さん、高齢の方が多すぎますね。
この方は「熊本市で19年ほど飲み屋を経営した後、大分県に来て
タクシー運転手になった」と仰せでした(私は何も質問してませんけど…)
 
とにもかくにも宿に到着!
目の前の漁港で水揚げされたお魚と伊勢エビがウリとのこと。
動いています! が、これを食べないとお味噌汁ができないと言われ頂戴しました。
お刺身も大分駅のホテルよりずっと鮮度がよかったのですけれど、
この盛り方と練りワサビは…ギャップがあり過ぎました。
 
また、タクシーはやはりストレスが溜まるので乗りたくはないものの
今日の午後は他に全く手立てがありませんでした。
レンタル819に「乗り捨て出来るようになりませんか?」と尋ねたら、
「前向きに検討しているところです」とのことで、期待大です!