藍川由美「倭琴の旅」

やまとうたのふるさとをもとめて倭琴と旅をしています

富士山「青木ヶ原樹海」

大月着。
フジサン特急への乗り継ぎ時間が23分!? で、退屈してます…。
日本中どこへ行っても外国人が多く、乗ってきた車両に日本人はいませんでした。
自由席車両の先頭に陣取っていたら、後から来たインド人のカップルが
私の前に並び!? 写真撮影まで頼まれてしまいました…。
清掃前に乗車しようとしたので押し留め、日本でも英語を喋ってる!?
演奏修行というより崩壊しゆく国の姿を見て歩いてるのかなという気もします。
 
それにしても暑い!!
冷房が効いていた特急かいじの車内で長袖を脱ぎました。
終点の河口湖駅からはタクシーを予約しています。
 
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うわ~、絵葉書みたいですね~‼
 
河口湖では先ず産屋ヶ崎神社を探します。
地図を見てもわかりません。運転手さんも知らないと仰るので私の直感だけ…。
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う~ん、ここだな。登ってみよう!
 
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やっぱり…。でもあまりに狭くてグルッと一周することすら出来ません。
さあ調絃だわ!! と夢中になっていたら背後に気配が!?
 
振り向くと、狭い階段の途中で若い女性が2人、固まっていました。
せいぜい数人しか立てない空間で端に寄って撮影できる場所を空けました。
すると英語で「今から演奏するんですか? 聴いてもいいですか?」と
訊かれたので「どうぞ」と言うほかありませんでした。
2人はすかさず地面に座りました!! クレモナの時と同じです。
日本人はたいてい立ったまま見下げる格好で聴くんですよね。
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終わると拍手をしてくれたので、日本の古い歌は大自然に捧げる音楽なので
人間が介入(拍手)してはいけないと伝えました。
 
演奏が終わって撮ると風情ある雲が富士山にかかっていました。
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刻々と変わる富士山。美しいですね………。
 
そこから大石地区を目指しますが、大石公園はバスだらけで大石浅間神社もパス。
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更に北上して大石神社。くねくね道をグルグル回るも見つけられませんでした。
100m~200m圏内で訊ねても、誰も教えてくれない!?
再び引き返した私は勘だけで人様の家の脇を登り、畑の中を通って到達!!
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背後の大きな石が大石地区の名前になったのだそうです。
でも、石の上に木や草がびっしり生えていて、石には見えない!?
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おおお、ちょうど富士を真正面に仰ぐ形です。
正面とはいえ、人家が多いため、この辺まで上がらないと富士山は見えません。
 
再び湖畔まで下り、河口湖から西湖の北辺を結ぶ湖北ビューラインに戻ります。
しばらく行くと京都から勧請したという貴舩神社。大きくて…新しくて…立派。
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結局、上記神社での演奏はパス。最近は特にいけませんねぇ…(人工建造物!?)
 
最後に湖北ビューラインから西湖コウモリ穴方面へ左折し青木ヶ原樹海へ。
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実は樹海を歩きながらこの道標を見つけるまで迷いに迷っていました。
iPadを持ってタクシーを降りようとしたら地図がグルグル回転し始めたので
役に立たないと思い、置いてゆくことに。
すると、運転手さんが自信ありげに歩き出したので後に続きました。
(結局タクシーを停めた場所が龍宮洞穴の入り口で、反対方向に遠ざかっていっただけでした…)
30分以上歩き回った挙句、方向オンチの私の勘で辿り着いたなんて…!?
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風穴や氷穴、洞穴のオベンキョウをしました。
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やっと着いた龍宮洞穴は規模が大きくド迫力でした。
崩落のため、今は中へ入れません。
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天然記念物にまで人の手を入れてしまうって…!?
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しかし私も、よくこんな所まで下りて座りますよね?
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撮ってくれた女性運転手さんがスゴイ!?