藍川由美「倭琴の旅」

やまとうたのふるさとをもとめて倭琴と旅をしています

美濃国~尾張国

予定より一時間ちょっと遅い新幹線に乗ってます。
途中、何度も高山まで行って泊まりたい衝動にかられましたが、
同行して下さった皆様のお蔭で行きたい場所は全てまわれたので
我慢して帰宅の途に就きました。
 
私の旅は一日つき合うと翌日起きられなくなるのでウンザリ…と言われます。
それなのに今回は初めての方々が二日間ビッシリお付き合い下さり、
お疲れが出なければ良いけれど…と心配しております。
昨夜は神道の貴重なお話を伺うことが出来、U様の御高配に感謝しています。
 
昨日と打って変わって晴れ渡った今日、最初から苔むした岩で足を滑らせ
頭から滝壺の手前の岩場に落ちた私!?
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でも、倭琴も私もケガ一つなく、すぐに平然と演奏しています。
やはり滝音と倭琴の響きは合いますね~。
隣に瀧神社もありました。
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こののち向かった先は高賀山、6社廻りは無理なので2社のみ。
 
さらに一時間ほど走って「ひちそう(七宗)」という場所の神社へ。
幾つもの社名があるようで、こうなると名称を書く意味が薄れます。
恐らく明治39年に唱導された一村一社の合祀令によるものかと思いますが。
地図を見ても場所がわからなかったので御近所の家で伺うと
90歳近い男性の方が案内して下さり「せんげん神社」と言われたのに
境内の由緒書には白髭神社、社殿には愛宕神社とありました!?
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それにしても、昔ながらの素晴らしい空間ですね。
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ここ七宗町神淵から南下すると「日本最古の石の博物館」がありました。
その源となっているのが↓こちら。
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実は宮崎の大御神社にある「龍の卵」に似た画像↓を見つけたから行ったのに、
博物館では全くわからないと言われ、川岸まで下りても見つけられませんでした。
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ここを下りて行くことは危険を伴なうため、とてもオススメできません!?
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千個もあるという甌穴(ポットホール)は自然の産物であろうと思いますが、
そこに丸い石を入れたのは人間ではないのでしょうか?
わざわざ足を運んだのに「日本最古の石の博物館」の方がそうした石について
ご存じなく、何の見解も示していただけなかったことが残念でなりません。
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岩を乗り越えながら探しまわったのにドラゴンボールは見つかりませんでした。
ところが、こののちガッカリしながら行った先に、石のボールが!?
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そうそう、こういう石が甌穴に入っていることを期待していたのでした。
これは可児市子守社」の、跨ぐと子宝に恵まれる「子授け石」なのだそうです。
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いやはや…世の中には不可解なものがあるというか、信仰って恐ろしいですね。
「子供を授からなかった」と怒鳴り込む人はいなかったのでしょうか?
 
次に向かったのは御嵩にある金峯神社です。
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MapFanで見ると「金峰ふれあいの森」になっているようです。
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う~ん、この階段、毎日こういう森を散歩すると足腰が鍛えられそう…。
 
さて、今回は尾張一宮までの往復切符だったので、犬山経由で戻ります。
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私のホームページ中(amagatari8.html)に「吉備国御野郡伊福郷」鎮座の
尾針(尾治尾張)神社と現 岡山市北区島本町鎮座の尾治針名眞若比咩神社
UPしていますが、祭神が「尾治針名根連命」なら同族ということでしょうか?
 
今日の最後は一宮市浅井町黒岩石刀塚にある石刀神社で、
以前、同市今伊勢町馬寄の石刀神社へ行ったら(amagatari11.html)
空振りだったので、地名に惹かれて来ましたが、
御神体の巨岩は長さ6尺、幅4尺ほどの漆黒の岩で、太陽の光で黄金色に輝く」
との情報とは異なり、地元の方にこちらが御神体と教えられました。
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尺貫法によれば一尺は約30.3cm。6を掛けると181.8cmですが?
↑顔を出している部分が氷山の一角だとしても、色が漆黒じゃない!?
 
まだまだ詰めが甘いですね…私。出直しをはかります。