よいしょ、よいしょ…
「あれ? おかしいなあ…物凄くおとなしい子なんだけど…」
たくさんお話しもするよ!
私のスカートにもぐったり、お部屋を探検したり、大忙しでした。
友人宅でシーズーの女の子が生まれたというので遊びに行き、
帰りにわざわざ行くには遠い千葉神社へ立ち寄りました。
立派な門ですねえ…。竜宮城ですか?
妙見といえば、有名な「能勢妙見」に限らず、日蓮宗と関係が深いようです。
その謎が千葉神社の社伝で解けました。
有難い奇瑞があり「この妙見尊こそ、わが宗門の守護神である」と讃嘆、
千葉氏の北辰妙見は、北辰一刀流とも関係あるんじゃなかったかな?
帰ってから調べますが、とても日本の神社とは思えないこのオブジェは何ですか?
(以下、千葉神社HP「御由緒」より抜粋)
妙見様に祈願してその御加護をいただき、常に大勝利を収めておりました。
この良文公を祖とする千葉氏は一族郎党の守護神として妙見様を各地にお祀りし
代々熱烈な信仰を捧げてまいりました。
千葉氏の三代目である平忠常(ただつね)の頃、千葉の地にお祀りされていた
香取神社の境内:香取山(かんどりやま)の一画に、千葉氏によって妙見様の
御分霊(分身)をお祀りする祠が建てられました。【年代不詳】
千葉神社の隣が公園になっていて、その一画に不思議なものがありました。
道路から見たら横向きでしたが、ここでお参りしたら出世できると思えますか?
まあ、私の場合、どこへ行っても御利益などないと確信(!!)していますが。
お参りに行った人が全員合格したら、大学は定員オーバーになっちゃいますので。
いや、しかし、ここに意外なものが!?
式内社と同様のこじつけかもしれませんが?
(草剣とかシュールな日本語が使われてますね!?)
しかし空海がこの地で弁財天を彫り、池畔に安置したのだとしたら、その池とは
現千葉神社の境内西端に位置し、「神明さま 三峯さま 日枝さま」の立て札がある
奇妙なオブジェ前の池ではありませんか?
橋がいくつか渡され、さほど小さくない池のようですし、
「出世弁天」は奇妙なオブジェの僅か90m向こうに位置しているのです。
「出世弁天」(通町公園内)~奇妙なオブジェ(出入口横)~池は一直線上にあります。
千葉神社HP「御由緒」によれば、
千葉氏が千葉の街へ本拠地を移したのは大治元年(1126)、
「妙見大祭」が始まったのは遷座の翌年、大治2年(1127)だそうです。
千葉県内には空海の史蹟がたくさんありますが、それは9世紀初頭です。
すると、千葉神社よりも万分の一ほどの弁天跡の方が3世紀も古いわけですね。
なった背景に、武蔵・下総を勢力基盤とした良文流平氏が
長年にわたって常陸平氏と敵対していた経緯があった。
●千葉常胤(1118-1201)…桓武平氏良文流千葉氏の一族で千葉家中興の祖。
船で安房国へ渡り上総広常と千葉常胤に加勢を要請すると、
かつて頼朝の父 義朝と相馬御厨を巡る諍いがあった常胤だ
ったが、9月17日に下総国府で頼朝に合流した。
頼朝の上総広常誅殺後は、房総平氏の惣領として元暦元年
に参戦して軍功を挙げ、奥州各地に所領を得た。
●日蓮上人(1222-82)…妙見を自身の宗門の守護神とした。
ああぁ、やっと平氏の千葉氏が源氏と組んだ理由がわかりスッキリしました。
坂東平氏は初期の頃から国香と将門の問題などありましたからね…。
「出世弁天」の祠の屋根で寝ていたネコちゃんに神楽歌を聴いてもらいました。
1曲10分間じっと聴いてくれてありがとう! じゃあね!!
このネコ、この辺りのボスかなあ…? ネコパンチ✊強そう!
ミニミニ千葉旅でした。