藍川由美「倭琴の旅」

やまとうたのふるさとをもとめて倭琴と旅をしています

しまなみ海道をゆく!

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朝9時に迎えに来てもらって、約1時間で石鎚山SA着。
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ホットコーヒーと(なぜか)越前の鯖寿司を買って今治方面へ。
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どんどん橋を渡って因島を目指してます!
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以前、しまなみ海道開通直後だったでしょうか、今治での講演のために
前日に福山からバスで愛媛県に渡ったことがありました。
その時は大三島でのみ下車し、予約しておいたタクシーで観光して
再びバスに乗ったので、因島は初めての訪問となります。
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ここに停められそうだね…と駐車してから、ご近所さんに
柏原神社はどこですか?」と尋ねたら、
「広場の横の急勾配を登って下さい。石段がズレている所があるので注意して。
車は停めておいて大丈夫ですから」とお墨付きを頂きました〜!!
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結構レアな空間…という感じ。弥が上にも期待が高まります!?
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↑ここはホントに危ないですよね、雨でなくて助かりました。
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私有地なので人目に晒されておらず、とても素晴らしい空間です。
これぞ敷地内に祖先を祀るという日本古来の神道の姿でしょう。
自分自身と無関係な神社へ行って手を合わせるなんて恐ろし過ぎます。
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この度は御縁をいただけて参拝がかないました。
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さて、因島大橋を渡って、向島に上陸します。
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向島の南部は因島との繋がりが深いと書かれていましたが、
私が気になったのは津部田(つぶた)にある五烏神社でした。
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「つべた」でなく「つぶた」と発音すると知り、
「つぶ」なら住吉三神っぽいんだけど? と行ってみることに。
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やはり住吉三神でしたね。向島という立地を考えても、元々
海人族の奉斎した神社だったのではないでしょうか?
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趣きのある古社ながら、社名が地図上の五鳥(?)神社ではなく
御烏社とあり、読み方もわかりません。
ちなみにMapionには「五鳥(ごどり)神社」とありました(ギョギョギョ!?)
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社名や祭神の変転があったと考えるのが自然ですが、判然としないので
とりあえず社殿から最も遠い位置で演奏修行してみました。
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そして、向島で一番楽しみにしていたのが尾道渡船です。
友人のK氏から、自転車で渡船に乗って通学していたと聞いていたので。
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既に停船していた渡船に乗るのかと思ったら、船が入ってきました!
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お金は乗ってから払うと書いてありまして、
「230円です」
「え?!」
「一人100円で200円。車は30円です」
「………!?」
 
船はアッと言う間に尾道側へ着き、我々は最後の訪問地へ。
目印は尾道市立美術館です。↓駐車場から歩いているとき撮った画像。
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「月曜だから美術館はお休みだけど?」
「そもそも美術館へ行きたいわけじゃなく、駐車場を利用しただけ」
「なら、どこへ?」
「鼓岩」
「千光寺?」
「ううん、磐座祭祀を見るだけ…」
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本堂は、この磐座を護るためにある感じ? 千光寺も真言宗ですが、
早速、空海ゆかりの笠置山の天の磐船に似たオブジェを見つけましたよ!
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「お邪魔します」と、ネコちゃんたちがくつろいでいた鼓岩へ。
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私の右手に座っていたネコちゃんは、途中で岩の下まで降りて
じいっと私を見上げていましたが、終わると上がって来ました。
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「ねぇねぇ、さっきの歌、どうだった?」
「……………」
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「そんなことより、お腹すいた……」