藍川由美「倭琴の旅」

やまとうたのふるさとをもとめて倭琴と旅をしています

空海ゆかりの…

前回の最後に次は島へゆくと書きました。
もちろんそのつもりで計画を立てていました。
先ずは10/5に岡山から本島へ行き、本島から丸亀へ移動することにし
船便を調べたところ「瀬戸芸」が始まっていると気づいたのです。
「瀬戸芸」は大人気なので、定員オーバーで乗船できなかったらアウト!?
ということで行き当たりばったりの旅になりました。
 
しかも、普段だいたい朝8時か9時に就寝するため昨夜は全く眠れず、
朝7時から、いつかやるつもりだったベッドとチェストの移動に着手。
重かったので身体が痛くなりました。
やっと9時半頃に眠くなったと思ったら10時にクロネコの配達が!?
その後も佐川急便、ゆうパックなどが届き、睡眠が分断されました。
結局、正午過ぎに起きたのですが、身体の痛みは消えていました!?
頑丈なんですね〜私。
荷物を開梱して収納し、14時という遅い出発になったので、急遽
10/5のルートと10/6のルートを逆にすることに。
 
日差しは真夏のようでも、浜風は涼やかでした。
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コスモスは大好きな花です。
一度は見てみたかった白い彼岸花も!?
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最初に行ったのは多度津の先の海岸寺
もちろん空海ゆかりの寺で、道路を隔てた反対側にある奥之院へは
かなり前に行きましたが、さぬき浜街道沿いで何度も通っていながら
立ち寄ったことがありませんでした。
が、地図に「椿弁天」と「賀富良津神社」があったので行ってみることに。
 
賀富良津神社」は『日本三代実録貞観六年十月十五日戊辰の条に
賀富良津神」とあった古社なのに、石祠になっているようです。
海岸寺を通り越してから右折できる舗装路があったので入ってみました。
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ん? ちょっと訳がわかりませんが、海が見えます!
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ZOOMERを乗り捨てて一目散に海岸へ。
この立地だから、海岸寺なんですね…。
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左に見える白いガードレールのある道を走って何度も詫間方面へ行きました。
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やっぱり瀬戸内海の多島美は最高ですね〜。
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椿弁天」は蔵の裏にありました。
ポックリ逝きたいものですが?
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海を背にして建ってるので、前に立つと海を遥拝する形になります。
海人族らしい神社、と言いたいところですが、
対馬などでは逆に社殿が海に向かって建てられていることが多いかも?
 
ここからは山へ向かいます。名称はわかりませんが、天霧山かな?
その山を挟んだ真南が71番札所 弥谷寺です。
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善通寺「五岳山」のうち、左から先日登った香色山、筆ノ山、
そして我拝師山が少しだけ見えています。
今日は手前の山々をグルッと一周し、「五岳山」との間の道を通って帰ります。
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何気に古墳があり、案内板もあるようですが、道がない!?
帰宅後、検索したら、盛土山古墳という円墳みたいです。
大正4年に出土した四神四獣鏡や硬玉製勾玉、瑠璃勾玉、銅鈴などは
現在、上野の東京国立博物館で保管されているそうです。
円墳ゆえ、前方後円墳を築いた人々とは別系統と考えられています。
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今から行く八柱神社を奉斎していた人々との関係はどうでしょう?
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少し登ると、讃岐のお約束「ため池」がありました。
ナビは「ため池」の手前を右折と言ってましたが、どちらからも行けるんじゃないかと
安易に考えて、そのまま直進しました。
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海が見えますね…。しかしここにあったのは虚空蔵さんでした。
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「ため池」まで引き返すと、秋祭りだったようで、氏子さんたちが
太鼓を叩きながら引き揚げて(?)ゆかれました。
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人の去った神社へ行ってみると社殿はかなり高い場所にありました。
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すると八柱神社の下の虚空蔵さんは神社の守りとして創建された?
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社殿の位置から虚空蔵さんの屋根を見て、虚空蔵さんの前に立つと
八柱神社を遥拝することになるとわかりました。
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えっ!?︎ 豊受神社
これはこれは…明日まわる予定の高瀬の淀には姫神があります。
思いがけず、あっさりと繋がりそうです。
もちろん『薦枕』の歌を演奏しました。2番が「トヨウカヒメ」ですからね。
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吉津の八柱神社も社殿がかなり高い場所にありましたし、共通項多し。
 
さて、いったん海沿いの道へ出ます。
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うわぁ〜、津嶋神社ほどではありませんが、海に突き出た形の神社です。
地図を見ると福島神社でしょうか?
浜街道を西へ進み、津嶋神社の前の道を南下します。
津嶋神社の橋の延長線上に河上神社があるらしいので。
地図に道はなくても、何年も神社をまわっていれば少しは鼻がききます。
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きっとここです。
でも鳥居も見えないので、傍から上がれないか試してみます。
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完全なる失敗。途中から未舗装になりました。
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ふりだしに戻りましょう。
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最初の石段を登ると神事場のようなものがありました。
当社も秋祭りなのでしょうか、草がきれいに刈られています。
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それにしても遠い…。これで草ボウボウだったら引き返したでしょう。
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社殿はさほど大きくなく、参道の両側は崖!!
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何となく二河白道みたい…と感じました。
そして、この参道以外に社殿へ到達する道はありません。
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あっ、津嶋神社が真正面に見えます!!
二ノ鳥居からしか見えないようです。確認できて良かった。
 
あとはそのまま南下して、弥谷寺経由で丸山池へ。
弥谷寺へは、徒歩か、寺のバスでないと上がれず断念…。
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下りてゆくと頸懸神社。あのこんもりが古墳っぽいのですが?
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社名が怖いので、平らげられた蜘蛛窟でしょうか…?
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丸山池側から見たこんもり。頂は丸山公園だそうです。
丸山」は私にとって通奏低音のようなものですかね。
今日も良い一日でした。
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