藍川由美「倭琴の旅」

やまとうたのふるさとをもとめて倭琴と旅をしています

2018-01-01から1年間の記事一覧

姫川~鬼無里

渟名河(ぬなかは)の 底なる玉 求めて 得し玉かも 拾(ひり)ひて 得し玉かも 惜(あたら)しき君の 老ゆらく惜(を)しも 『萬葉集』巻十三 三二四七 沼名河之 底奈流玉 求而 得之玉可毛 拾而 得之玉可毛 安多良思吉 君之 老落惜毛 「渟名河」は姫川の古名。「ぬ」…

白馬村~小谷村

おはようございます!! 朝7:43の北アルプス。この山々を拝しに来たので大満足です。 しかし、7:03はこんな感じ↓でした。 更に5:06は↓ 雲が気になって寝ていられませんでした。 5:54にはもう日が射していましたが。 昨日タクシーの窓を全開にして山の空気を吸…

科野国

天気予報の当たらないこと甚だしく 眩しくてシェードをおろさないと座っていられないほどです。 昨夜の予報では今日は雨80%だったので帽子すら持ってきていない私!? 長野は近いので10時過ぎに家を出ました。 今日はタクシー以外に交通手段のない場所をまわり…

旧伊奈町の遺跡 4

今日は少し時間が空いたので、急遽 まだ行けてない狸穴遺跡を探すことにしました。 地図を見ると僅か77m隣に「神社」としか書かれていない建物があり、 そちらも興味深かったのでチェックしていました。 そして、わざわざ旧伊奈村まで行くのなら、2/28に先客…

将門ゆかりの地 2

今日もまた暑い一日でした。 ヘルメットをかぶっていると、風を切って走っていても蒸れてきます。 また、バイクで走り始めると、2-3時間は水を飲まないため 熱中症にならないよう、今日は曇ってから出掛けました。 帰途、土手を走りながら18:13に撮った小貝…

将門ゆかりの地

今日もミニミニバイク旅です。 利根川沿いにあって富士山を遥拝する浅間神社に咲いていた花… ユリ科の「オホアマナ」に似ていますが? 「オホアマナ」は別名を「ベツレヘムの星」と言うそうで、 「ベツレヘムの星」は八芒星ですが、「オホアマナ」は六花弁で…

遺跡と将門

世間はゴールデンウィークとやらで盛り上がっています。 25日の抜歯後、薬を飲んでいた私はやたら眠くてぼんやりしていたのですけれど 今日からは薬を飲まなくてよいためバイクで走ってみることにしました。 小貝川のまわりはこんなに青々としてエネルギーが…

高松空港~国分寺町

羽田空港へ向かっています。 水害に遭ったマンションの片付けにだけ帰るのは馬鹿馬鹿しいので 空港から未だ行っていない神社へ行き、見聞を広めたく思います。 本栖湖・精進湖・青木ヶ原樹海、右端に西湖が少し写ってます↑ 富士山の真上を飛んでいたので富士…

大洗・阿字ヶ浦

いったい何度同じ場所へ行けば気が済むことやら…。 そんな私のために運転手さんがダイダラボウの大串貝塚へ案内して下さいました。 いつか行きたいと願いつつ、後回しになっていたのです。 じっと大洗の海を見つめるダイダラボウの周囲をツバメが飛んでいま…

石船神社

今日は運転免許センターへ行かなくてはならず、 それなら…と羽鳥駅からタクシーに乗りました。 地図でザッと見ただけで、免許センターまでに5社の石船神社があります。 最初の3社は現「小美玉市」に鎮座。 「小美玉市」は「小川町」「美野里町」「玉里村」が…

東海村

あまり気の進まない場所、東海村へ行って来ました。 テロ対策強化してるらしいです…。 タクシーの運転手さんによれば、この辺りはずっと松林だったとか…。 時代はうんと違いますが、和銅2年(709)、この地に伊勢神を招き、 のちに神宮の内宮と外宮を配した神…

将門ゆかりの神社 2

今日は風の強い一日でした。 風がやむのを待っていたこともあり、16時過ぎに家を出ようとすると 家人に「ずいぶん遅いね。着いたら暗くなってるんじゃないの?」と言われ 「それより風で飛ばされる方がこわい…」と言いつつ出掛けました。 旧伊奈町の遺跡はか…

上高津貝塚

今日はちょっとだけ遠出。 6号線を走るのが嫌でなかなか行けなかった土浦市の上高津貝塚へ。 6号線は一車線なのでバイクでは走りづらい上、 牛久駅の周辺がいつも異常に混んでいるのです。 しかしながら今日は渋滞で動けないパトカーをも出し抜いて 40分ほど…

旧伊奈町の遺跡 3

昨日に続き、旧伊奈町の遺跡探しに行きました。 バイクを走らせながら桜を見るというのは最高の贅沢です。 最初に先日見つからなかった野堀古墳を探したのですが…。 地図を頼りにこんな道まで走っても見つかりません。 現況=山林とのことで、あのこんもりの…

旧伊奈町の遺跡 2

今日ゆかなければ散り始めてしまう… という気がして、アーニャがトリミングをして貰っている間に 旧伊奈町の遺跡をまわることにしました。 前回と同じく足高(あだか)城址を下から見ると桜が咲いていました。 香取海から台地に上がったり下りたりしながら北上…

紫雲出山

紫雲出山(しうでやま)は同じ讃岐にありながら近くて遠い存在でした。 幾人もの方から「あの景色を見せてあげたい」と仰って頂いてました。 そして今日(3/26)、乗せて下さる方があって宇多津駅から直行できたのです。 三豊市のホームページによれば、「日本が…

会津坂下~喜多方

柳津の温泉は無色透明の塩化物泉で、身体が浮く、いいお湯でした。 この源泉の一つが境内に存在するという円蔵寺。 通称福満虚空蔵尊は日本三大虚空蔵尊に数えられています。 創建年代や由緒については諸説ありますが、縁起によれば 大同2年(807)に空海作と…

猪苗代湖 (タイトルに偽りあり)

おはようございます! 悪天候をモノともせず出かけようとしています。 上野駅と郡山駅の二ヶ所で待ち合わせです。 このところのイナからイナハシロですか… と書いたまま、猪苗代湖の南を通って柳津へ。 途中で画像をUPできないまま宿に着きました! 早々に着…

旧伊奈町の遺跡

間宮林蔵記念館で頂いた「つくばみらい市文化財分布地図」を GoogleMapsに書き入れたので、今日は遺跡めぐりです。 その前に、先ずは縄文時代の丸木舟を見に結城三百石記念館へ。 今年に入って同じ道を何度も走っていますね…。 帰りには真下を通るはずの足高…

今はなき伊奈町

2/28にバイクで走り過ぎた間宮林蔵記念館を再訪することにしました。 yumiaikawa.hateblo.jp この冬、何度か走った小貝川の土手も、すっかり春の気配です。 が、今日は風が強く、停車しつつ時速20kmほどで走らざるを得ませんでした。 時に、両足で踏ん張って…

相馬惣代八幡宮 (相馬小次郎)

2/5に素通りした相馬惣代八幡宮を再訪しました。 yumiaikawa.hateblo.jp 相馬小次郎と名乗っていた平将門が生まれた母の実家。 取手西小学校を眼下に、道なりにどんどん登ってゆくと唐突に鳥居が見えました。 道幅が狭く、駐車スペースがなくても何とかなる…

我孫子

前々から興味のあった地名「我孫子」へ行ってみることに。 「アビコ」はアイヌ語地名だと聞いていたのですけれど…? 『我孫子市史』によれば縄文晩期~弥生後期までの800年間にわたり 遺跡が見つかっていないことからアイヌ語地名説は低調のようです。 印西…

北相馬郡小絹村~坂手村

2/28に行く予定だった2社を端折って帰宅してしまったので もう行く機会はないだろうと思っていたところ、 冬台風のような嵐が15時過ぎに収まってきたので3/1に出掛けました。 片道1時間のコースです。 最初に目指したのは9割以上が鬼怒川と小貝川に挟まれた…

筑波郡伊奈村

昨日の続きです。またしても天気予報が外れ、曇りのはずが晴れでした。 2/24にアーニャと来た足高城址(城中字八幡山)の土塁です。 yumiaikawa.hateblo.jp ここから北北西に600mほど進むと鹿島神社(東栗山)があるはず。 つくばみらい市のHP(伊奈地区埋蔵文化…

足高稲荷神社

アーニャの散歩がてら、先日行った足高(あだか)地区の足高貝塚と 足高稲荷神社へ行ってみることに。 いつも当たらない天気予報が今日もハズレました。 午前中から夕方まで、ずっと晴れの予報だったのに、 家を出た15時過ぎまで窓から光が射し込むことはあり…

城中八幡~泊崎

先日、泊崎(はっさき)へ散歩に行った際、かつて香取海に浮かんでいた 岩礁のピークで富士山を遥拝する浅間大神の石碑を見つけました。 yumiaikawa.hateblo.jp 地図を見ると、香取海時代は対岸だった半島の先端のこんもりに 城中(じゃうちゅう)八幡神社があっ…

将門ゆかりの場所?

多摩川の源流は山梨県甲州市塩山の笠取山(1,953m)山頂直下にあり、 一之瀬川~丹波川から奥多摩湖へと注ぎ込むそうです。 そこから多くの支川と合流しつつ全長139kmの河川となって 多摩川は東京湾へと流れてゆきます。 今日は奥多摩町棚澤の鳩ノ巣渓谷へ行っ…

東国三社(香取神宮 鹿島神宮 息栖神社)

2月16日は旧暦の元日。 こちらは昨日↑神栖市息栖の息栖(いきす)神社に咲いていた梅の花。 そして息栖神社の社伝を物語る礎石。 実は、東国三社のうち、息栖神社にだけ行っていませんでした。 鹿島神宮の社家で宮司の東(とう)実氏の著書『鹿島神宮』(1968)に…

浅間大神~泊崎

「さあ、今日はどこへお散歩に行こうか?」 昨日お散歩に連れて行かなかったので物凄い催促です。 白鳥さんが気になるので、やっぱり泊崎かな…と考えて、 以前チェックしたのに忘れてしまっていた浅間神社へ立ち寄ることに。 うちから香取海(かとりのうみ)を…

将門ゆかりの神社

平將門(903?-940)はなぜ今も愛されているのでしょうか? 「坂東平氏」すらもよくわからない私ですが、 長いあいだ重い負担を課せられてきた東国の民が 朝廷に反旗を翻すかたちになった將門を慕う気持ちは理解できます。 遠く離れた朝廷の支配よりも、関東・…